平日のテレビは学業に影響=米研究

平日にテレビを見る米国の学生は、見ない学生に比べて学校での成績がよくないという傾向が、米国の研究で明らかになった。ただ、週末にテレビを見ることは、学業に支障を来たさないことも示された。

この研究は、9歳─15歳の学生4508人を対象に行なったもの。成人向け映画や、有料のケーブルテレビで成人向け番組を見ている者も、学業に支障がでていることが分かった。

平日にテレビを見ない者の半数以上は学校での成績がよいのに対し、平日にテレビを4─7時間見ている者のうち、成績がよい者はわずか24%に留まったという。

この研究を行ったアルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)のイマン・シャリフ博士は「我々のデータは、両親が子供に対し、平日にテレビを見たり、ビデオゲームをする時間を1時間以内に制限したり、成人向け番組を見せないようにすることが好ましいことを裏付けるものだ」とコメントしている。 

シャリフ博士は、成人向け番組の内容が若者の知性に与える影響について、さらに詳しく調べる必要があると述べた。

[シカゴ 2日 ロイター]