飛行機に乗っている時間は旅行の重要な一部であり、この間にどのように感じ、体験するかによって、休暇中の気分や健康状態にまで影響を及ぼすことがよくあります。このため、栄養学の専門家の中には、体調不良を避けるために、飛行機に乗るときには特定の食品を食べないようにアドバイスする人もいます。
ハフポストによると、米国の登録栄養士であるアレサ・レビ氏は、あらゆる交通手段での移動は体の消化を妨げ、普段とは異なる日常や食事と相まって、体の規則性に影響を与え、動きが鈍くなる可能性があると述べています。
また、飛行中に経験する気圧の変化により、胃や腸にガスが溜まったり、体もむくみやすくなるそうです。このとき、状況を悪化させないために避けた方がよい食べ物があります。
レビ氏などの栄養士が推奨する、機内で避けるべき食べ物や飲み物は以下の通りです。
炭酸飲料
レビ氏は、空の旅自体、腸にガスが溜まりやすく、ジンジャーエールなどの泡のある炭酸飲料を飲むと、さらにガスが胃や腸に溜まると述べています。そのため、飛行機に乗るときは、炭酸飲料ではなく、水分補給のための水を飲むとよいでしょう。
アルコール飲料
レビ氏は、飛行機内でアルコールを飲まないようにアドバイスしています。これらの飲み物は利尿作用があり、旅行中に脱水を起こす可能性があるからです。
フライドポテト
別の栄養士、アビー・グリム氏は、フライドポテトのような脂肪分の多い食べ物は機内では食べないようにと言います。脂肪分が多いと、消化を助けるために多くの酵素と胆汁が必要になり、航空機の中で腸が高圧状態になるとこのプロセスがうまくいかなくなるからです。
高繊維質の野菜
グリム氏によると、ブロッコリー、ケール、豆類などの繊維質の多い野菜は、消化管を通過するのに時間がかかり、腸内細菌によって発酵して腸内ガスを増加させる可能性があるので、飛行機では避けた方がよいと言います。
また、レビ氏は、豆やブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は非常に発酵しやすい食品で、短鎖炭水化物を含んでおり、敏感な人はガスを発生し、お腹が張ったりする可能性があると述べています。
塩分濃度の高いスナック菓子
機内で客室乗務員から渡される食品には、塩分の多いスナックなど、実は避けた方が良いものがあります。
レビ氏は、プレッツェル、塩焼きナッツ、ポテトチップスなどの塩味のスナックは、ナトリウムを多く含むため、脱水症状になりやすいと説明しています。
(翻訳・井田千景)
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