「トイレが詰まった。さあ、どうする?」究極の裏ワザを紹介します

「うわぁ大変だ。トイレが詰まった」

あいにく、便器用のラバーカップ(日本語で「すっぽん」という棒つき吸盤)は、手元にありません。さあ、どうしましょう?

まずは、ゆっくり深呼吸をして、焦る気持ちを落ち着かせましょう。
その上で、以下に紹介する「トイレ詰まり回復作戦1~5」を、実行可能なものから試してみます。

では、これより作戦開始です。
 

作戦1 高所から水を落とす

まず、詰まったトイレに適量の洗剤を入れます。これは洗浄の目的ではなく、滑りを良くするためです。

次に大きなバケツまたは容器に水を用意して、できるだけ高い所から、詰まった便器の穴へ直接水を落とし込みます。この方法は、あまりひどくない詰まりに適しています。

大きな容器に水を用意して、できるだけ高い所から一気に水を落し込みます。(Shutterstock)

作戦2 ペットボトルで「手動ポンプを自作」

コーラなどの、2リットル入りのペットボトルを用意します。ペットボトルの口から1/5ほどのところを、水平にカットします。

残りのペットボトルを便器の穴にぴったり当てます。ボトルの胴部を両手で持ち、つまんでは緩めるというポンプ動作を繰り返します。

コーラの大きなペットボトルを使って、「手動ポンプ」を自作します。 (Shutterstock)

作戦3 柔らかいホースを差し込む

柔軟性のあるホース(チューブ)を用意します。

ホースを、便器のS字型トラップの奥まで、できるだけ深く挿入します。ホースの先で数回突きながら、流れが良くなるまでホースで水道水を送り込みます。

柔軟性のあるホースを便器のS字型に沿って奥まで差し込み、詰まった個所に水を通します。(Shutterstock)

作戦4 便器ブラシを袋に包んで詰まりを突く

便器ブラシの先端を、何枚か重ねたビニール袋(ゴミ袋)で包みます。

袋には少量の空気が入っていても構いません。ブラシの柄にかかった部分の袋は、手でしっかり握るか、ガムテープでとめて空気が漏れないようにします。

ブラシの先端を、水のたまった便器口に隙間なくぴったり当てます。そこから素早く、連続的にブラシの柄を前後に動かします。

これは便器内外の圧力差によって詰まりを貫通させる方法で、ひどい詰まりの時に効果があります。

ビニール袋に包んだ便器ブラシを便器口にぴったり当てて動かし、その圧力差で詰まりを貫通させます。(Lily Wang / 大紀元)

作戦5 テープで便器を密封する

便器のふたを開け、周囲の水を拭き取り、便器全体をテープで密封します。

空気が漏れていないことを確認したら、便器内に水を満たします。空気圧でテープが膨らんできたところを板で押し下げて圧力をかけ、詰まりを貫通させます。

テープを隙間なく貼って、便器の上を覆います。(Lily Wang / 大紀元)

これらの「作戦」は、あくまでも用具がない場合の非常手段です。
次回からは、トイレ詰まりを解消する専門用具を家に常備しておきましょう。

(文・蔡雅/翻訳編集・鳥飼聡)