米国の航空機メーカー、ロッキード・マーティン社を中心とする複数の企業によって開発されたF-35ステルス戦闘機はであり、多くの米国の同盟国に購入され、世界各地に配備され、世界を制覇する未来型ステルス戦闘機となっている。
F-35ステルス戦闘機は、米空軍第6武器中隊の隊員たちの制服に付けられているパッチから、米空軍のパイロットたちからは「パンサー」と呼ばれており、この名称は米海軍・陸海軍にも使われている。
十数か国に数百機が服役中のF-35機
F-35 「ブラックパンサー」戦闘機は約730機が購入され世界10カ国と地域の14か所の空軍基地に配備されている。さらに5カ国と地域から注文があり、現在、手続き中だ。
最近ではスイスがF-35機36機を注文し、F-5機とF/A-18の代替機として決まった。また、フィンランドもF-35 を64機購入しており、退役するF/A-18機の代替機としている。
F-35戦闘機は一つの膨大な巨大プロジェクトであり、数十カ国がかかわった。
ダッソー (Dassault)のラファール(Rafale)、F-15型戦闘機、ユーロファイター タイフーン(Eurofighter Typhoon)、サーブ(Saab)のSAAB 39(JAS 39)(愛称:グリペン(Gripen)とF/A-18ホーネットと比べて、F-35機はより現代的なプラットフォームが装備され、ステルス機能とセンサー機能も群を抜いている。
F-35戦闘機はそれぞれ異なる三つの米空軍部門で維持管理と運営されている。客は長期にわたってこれらの米空軍部門とやり取りを続けて部品などの維持管理と更新をしなければならない。
なぜ、スイスとフィンランドの注文が注目されたかというと彼らはF-35航空機の購入を決めたということは、まさにこれから将来にわたって長期的に米軍とやり取りを続ける意思が示されたことになるからだ。
つまり、この二つのヨーロッパの国は米空軍を信頼していることを示し、このことは他の国にとっても一つの方向性を示したことになる。
最初のF-35A戦闘機は永久に海外基地に配備された
空軍雑誌の『エアフォースマガジン』の報道によると、イングランド東部のイギリス空軍基地では12月15日に最初の4機のF-35A型ステルス戦闘機を迎えることになった。これらの航空機は第495戦闘中隊の女神ワルキューレに装備され、これこそ米空軍によって永久に配備された最初の戦闘機の事例となった。
イギリス、ベルギー、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スイス、デンマーク、フィンランドなどのヨーロッパの同盟国にもF-35が装備され、さまざまな国での運用の相互運用性がさらに向上することが期待されている。
欧州-アフリカ駐在アメリカ空軍司令部(USAFE-AFAFRICA)の司令官ジェフリーL.ハリジアンは声明の中で、「ヴァルキリー」戦隊がヨーロッパ中のF-35戦闘機の統合の鍵となり、すべての同盟国の軍事パワーをさらに強化することになると述べた。F-35を購入するというポーランドの決定は、中央および東ヨーロッパ諸国からのより多くの関心を呼び起こす可能性がある。
NATOはアフリカ大陸により多くのF-35を配備することを計画している
Military.comは、北大西洋条約機構(NATO)の目標には、アフリカ大陸へのF-35の配備が含まれているとしている。米国欧州軍を率いるNATOの欧州連合軍の最高司令官であるトッド・ウォルターズ空軍提督は、NATOが今後数年間でF-35戦闘機の能力を強化し続けることを確認した。
提督は、6月のアトランティック・カウンシルの議論で、2030年までに米国と他のNATO同盟国が450機のF-35をヨーロッパに駐留させる可能性があると予測しました。
「イギリス、ノルウェー、イタリア、オランダ、デンマークなどの同盟国には少なくとも49機のF-35があり、そのうちの数十機が開発中である」と報告書には述べられています。
インド太平洋地域のF-35
ほかに、新しいペンタゴンの機密レポートは、CCP(中共)に対抗するためにF-35ライトニングIIや他の戦闘機を含むより多くの米軍資源をオーストラリアとグアムに配備することを推奨しています。
「グローバル情勢評価」と呼ばれるこの報告書には、米軍が今後2、3年で世界中にさまざまな部隊を配備する場所を決定するのを支援することを目的としていると書かれています。
(編集者・李寰宇)
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