英国デボン州の14歳の少女が、両親のサポートのもと、約8週間かけて一人で英国を一周した最年少記録を樹立し、英国のセーリング史に名を残しました。
ケイティ・マッケイブは今年6月30日、故郷のトップシャムを出発し、8mの木製のスループ「ファランダ」で島を反時計回りに一周しました。 7週間と4日後の8月21日正午には、総走行距離3000kmを走破してスタート地点に到着し、多くの地元の人々は喜びに満ち溢れています。
14歳のケイティは、これまでイギリスのティモシー・ロングが保持していた最年少単独英国一周航海記録を更新しましたが、ギネス・ワールド・レコーズは16歳以下の若者の記録を認めていないため、この記録は非公式なものです。 ティモシーは昨年、15歳でこの偉業を達成し、ケイティの挑戦を支持していました。
冒険を終えた彼女は、フェイスブックで「ワオ! 素晴らしいご褒美ね。今夜、私はずっと夢見ていたイギリス一周を一人で成し遂げたことを公式に発表することができるわ。これは私の夢だったの」と書いていました。
しかし、ケイティは、自分のアイデアを両親に話したとき、最初は抵抗があったことを認めています。 父のデイビッドは賛成してくれましたが、母のヘイゼルはあまり乗り気ではなかったようです。
2020年の夏、ケイティはファランダ号でシリー諸島に一人旅をしたとき、木造帆船アマリリス号で家族に付き添ってもらいました。 彼女の両親は彼女のパフォーマンスに感銘を受け、最終的には「母親の心配」という試験も合格しました。
それでも今回、父親のデイビッドは心配だったのか、10メートルの帆船で、ケイティの船から約8キロ離れて護衛していました。 しかし、ケイティはずっと自分の力だけで帆船を操縦していました。
ケイティは、無風の天候や巨大な波など、航海中に多くの困難に直面したことを振り返り
「航海は非常にスムーズで、連続徹夜で運行したこともあった。唯一難しかったのは、メナイ海峡を渡ることで、それが予定よりも遅れてしまったことね」
「干潮時に到着する予定だったのに、遅れて満潮にぶつかってしまったので、12ノットで通過することになった」と語りました。
生まれて間もなく、両親の新婚旅行で3年間、2万2530キロを海で過ごしてきたケイティは家族で過ごす休日のほとんどを、両親と11歳の弟ルーベンと一緒に海で過ごしてきたそうです。
どうして一人で航海するのが好きなのか理由を聞かれると、「海の中は静かで、一人で考えることができるから」と言います。
冒険好きなケイティは、次のレースもチャレンジするつもりだと微笑んで語りました。
(翻訳・里見雨禾)
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