ギネスワールドレコーズは敬老の日の20日、日本の双子姉妹を「存命中の最高齢の一卵性双生児」と「史上最高齢の一卵性双生児」に認定したと発表しました。
ギネス認定されたのは、今月1日に107歳300日となった炭山ウメノさんと児玉コウメさん。「きんさんぎんさん」の愛称で親しまれていた成田きんさん、蟹江ぎんさんがもっていた107歳175日の記録を更新しました。
ウメノさんとコウメさんは、1913年11月5日、香川県の小豆島で11人兄弟の3人目(長女)と4人目(次女)として生まれました。家族によると、ウメノさんは社交的で明るく、コウメさんは優しくおっとりとした性格です。
2人は、よく幼少期を振り返り、ドラマの「おしん」のような世界だったと話していたそうです。当時は双子であることを理由にいじめられることもあったといいます。
小学校の卒業後、コウメさんは大分に移り住むことになり、若くしてふたりは別々に暮らすことになりました。2人は冠婚葬祭でたまに顔を合わせる程度でしたが、70歳を過ぎてから一緒に四国霊場八十八カ所巡礼などをするようになりました。
年を重ねるにつれ、二人はよく「きんさんぎんさん」を目標にしたいと冗談を言っていたといいます。
介護施設の職員からギネス記録の公式認定証を受け取った、ウメノさんは涙をうかべたそうです。コウメさんは記録を認識することは難しいようですが、以前から最高齢記録についてよく話していたことから、ご家族は認定を喜ばしく感じています。
長寿大国・日本では他にも多くの最高齢記録が認定されています。現在、118歳で「世界最高齢」に認定されている田中カ子さんや、116歳と54日で亡くなられた木村次郎右衛門さんは、世界で最も長生きした男性の記録を持っています。
(翻訳編集・徳山忠之助)
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