米国に住むわずか2歳の女児カシェ・クエストちゃんが高IQ団体「メンサ」の米国人最年少会員になりました。カシェちゃんはアメリカの50州すべてを形と位置から特定したり、周期表の全元素の名前を言ったり、読む力を身につけるなど多彩な能力を持っています。
「娘は何事にも情熱と好奇心をもって取り組みます。それが彼女の世界観なのです」 と父親のデボン・クエストさんは言います。「いつも何かわからないことがあれば、それが何であり、なぜなのかを知りたがります」
同年代の子どもが10までの数え方を学んでいるなか、カシェちゃんは100まで数えられます。また、50の手話を覚え、スペイン語も学んでいると言います。さらに、1歳半になるまでに、アルファベット、数字、色、形をマスターしていたそうです。
カシェちゃんの両親は、娘の理解が深まるにつれて、ユニークな課題に向き合っていると言います。
「娘とのコミュニケーションは必ず明確にし、それを実行しなければ、責任を取らされます。例えば、月曜日に『金曜にアイスクリームを食べに行こう』と約束したら、必ず行かないと、娘は覚えているのです」
カシェちゃんは優れた記憶力も持っています。ある夜、デボンさんが絵本『Goodnight Moon(おやすみなさいおつきさま)』の三日月の絵を指差しました。その1週間後、夜のドライブ中に、後ろのチャイルドシートに座っていたカシェちゃんが「三日月」と言ったそうです。
「最初は何も考えませんでしたが、振り返ってみると娘は三日月を指さしていました」とデボンさんは振り返ります。「このとき初めて(娘が)普通とは違うと気付きました」
18ヵ月になると、カシェちゃんは7〜8個の単語を含む文章を話すようになり、同年齢の子どもたちとかけ離れた才能を示すようになりました。
児童心理学者がカシェちゃんにIQテストを勧めたのはこの時でした。
2時間に及ぶテストを受けた結果、カシェちゃんのIQ(知能指数)は146であることが判明しました。平均的なアメリカ人のIQが98であることから、両親はとても驚いたと言います。
カシェちゃんは知性だけでなく、感情を理解する能力にも優れているそうですが、両親はカシェちゃんが自由に幼少期を過ごせることが一番重要だと考えています。
「バランスを取らなければなりません。子どもを励ましたいのは当然ですが、私たちは娘のペースに合わせており、彼女に何かを強制することはありません」とデボンさんは言い、カシェちゃんのやりたいことをさせてあげ、「学ぶ楽しさ」を大切にしているそうです。
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