雪山で撮影されたカンガルー ネット上で広まる

オーストラリア景色の中をカンガルーが飛び跳ねている動画が8月10日、スマートフォンで撮影されネット上で注目をあびました。

オーストラリア国立大学の職員クリストファー・プリンスは雪堤の中を飛び跳ねるカンガルーの映像を録画し、オーストラリアで実際に雪が降ることを世界に知らしめました。

プリンスは世界中でこの動画がこんなにも早く拡散するとは思っていませんでした。54万2000回の再生、2万5000件のいいね、5000件のリツイートという反応がありました。

6秒間の動画では、カンガルーがユーカリやオーストラリア独自の植物の茂みの中を飛び跳ねていく様子を映しています。

動画の中でプリンスは「カンガルーだ」と言っている風に聞こえます。

カンガルーやオーストラリア独自と思われる植物が映っていますが、多くのツイッター利用者はこの動画が本物かどうかについて疑問を呈していました。この動画は北アメリカ、東ヨーロッパ、あるいは他のどこかの地域の動物園で撮られたものであろうと考えている人もいました。

しかし、オーストラリア気象局は8月11日、デイルズフォード、ヘップバーン、ウッドエンド、クレスウィック、ダンデノン丘陵、マセドニア山で降雪が観測されたと発表しました。

標高400メートル程度の地域で一晩に渡り降雪が観測され、翌朝まで続きました。

この降雪でマウント・バウ・バウの観光コースとサウス・フェイス・ロードの道路が閉鎖され、ビクトリアの多くの地域で警報が出ました。

人気の高地リゾート、マウンテン・バウ・バウは閉鎖され、オーストラリア道路公社が、危険な氷塊があるためカルダー・フリーウェイとマカドン-ウーデン・ロードに配置されました。

オーストラリア道路公社の広報担当者いわく、「山地に向かうときは、雪や氷塊に見舞われることがあるので細心の注意をして運転してください」とのことです。

(大紀元日本ウェブ編集部)