樹齢6千年 世界最大・最古の巨木の中に「隠れバー」 

 

巨木の中身は隠れバー(ネット写真)

 

南アフリカ共和国リンポポ(Limpopo)州のサンランド農場に、樹齢6千年(放射性炭素で年代を測定)の巨木があります。メソポタミア文明が栄えるより前からこの大地に根を張っているという。今でもしっかりと生きていて、葉が茂り、夜には花が咲き、時期になると実をつけるそうです。驚きですね!

樹の中心部は空洞になっており、低温をたもてるため、1933年、農場のオーナーは改装して15人ほどが入れるバーにしました。それぞれの幹にできた空洞は通路でつながっていて、一つはバー、もう一つの空洞はワインセラーとして使用されているそうです。

 

隠れバーの入り口(ネット写真)

 

巨木はサンランド・バオバブ(Sunland Baobab)といい、樹齢が1千年になった頃から幹の中が空洞化し始め、高さ22メートル、周囲47メートルの巨木で、成人男性47人が手に手を取ってようやく囲うことができます。

オーナーの話では、改装した当時、中から数百年前に空洞の中で生活していた人が残した多くの物品が発見され、オランダの探検隊が残した文物も見つけたそうです。

 

巨木の中にあるバー、収容人数15人(ネット写真)

 

毎年約7千人の観光客が巨木の中のバーを一目見たいと世界各地から訪ねてくる人気のスポットになっています。

                                                (翻訳編集・豊山)