天気雨とは晴れているのにが降っているという不思議な現象。バンクーバーではめずらしくありません。天気雨のあとは、虹が出ると言います。

日本では「狐の嫁入り」と呼ぶ人もいるようです。野生動物の持つ超常的な力が成す現象だと思われているようです。調べてみたところ、北米やアフリカでは猿の結婚式といい、アラブではネズミといい、ブルガリアではクマ、インド北部ではジャッカル、韓国ではトラなのだとか。人の考えは同じなのですね。

実際は二通りの気象現象で、一つは雨粒が地面に到達する前に雨雲が消滅するか移動した場合に発生します。特に対流雲(積雲、積乱雲)だと降り出した後10分程度で消えてしまうため、晴れているのに雨の状態になります。もう一つは、遠方で降った雨が横風に流されて天気雨になることがあるそうです。

(撮影=バンクーバー・はのち 2016年1月22日)