【大紀元日本2月6日】「従善如登 従悪如崩」。この言葉は、中国の戦国時代(BC475年-BC221年)の歴史を記録した『国語•周語下』の中に書かれている。「少善に従うことは山を登るが如く、少しずつしか自分の生命を高めることしかできない。悪に従うことは山が崩れるが如く、一瞬の間に自分をだめにしてしまう」という意味だ。
しかしまた、「善を積み重ねるのは難しいが、善に向けて日々努力すれば確実に自分の人生を高めることができる。反対に、悪の道に走るのは容易いが、そうすれば自分が今まで積み重ねてきた人生の功徳があっという間に崩れてしまう」と理解することもできる。
人間社会にはさまざまな誘惑がある。自分の心をしっかりと管理できず、誘惑に負けて悪の道に走ってしまえば、いとも容易く自分をだめにしてしまうのだ。
(文・俐学)
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