【大紀元日本9月3日】イギリスの創業家クリス・バーナード(Chris Barnardo)氏とリチャード・ブラクスレイ(Richard Blakesley)氏により発明された新型リモコン「カイメラ・ワンド(Kymera Wand)」を使えば、手首を軽く振るだけでテレビやDVD、ステレオのボリュームやチャンネル、一時停止、倍速回転などをコントロールでき、自動開閉式カーテン、照明器具などもこれ1本で自由に操作できる。2人は8月24日、企業家たちの発想や発明の商品化を実現させる英BBC番組「ドラゴンズ・デン(Dragons Den)」に登場し、5人の億万長者全員から資金提供のオファーを受け、話題になった。
このリモコンの外見は、まるでハリー・ポッターの魔法の杖。コントロールしたいそれぞれの家電や電子機器に対して、最多で13の指令を設定することが可能だ。1本で多数の電子機器を操作することができ、指令の混同による誤作動もないという。
カイメラ・ワンドの操作は簡単だが、使用する前に、リモコンに各電子機器の指令を覚えさせなければならない。例えば、「ボリュームを上げる」という指令を覚えさせるために、これまでに使用したリモコンをカイメラ・ワンドの先端に合わせて、「ボリュームを上げる」というボタンを実際に操作し、それからカイメラ・ワンドの先端を下に向け、指で杖を一度軽く叩く。すると、「ボリュームを上げる」という指令がカイメラ・ワンドにインプットされる。
カイメラ・ワンドは任天堂の「Wii」と同様、動作制御技術を使っており、現在の価格は1本約6,500円。41カ国で販売されており、売れ行きは好調だという。
(翻訳編集・豊山)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。