【大紀元日本2月12日】新年を迎えるに当たり、人は誰も来る年が幸せであることを願います。それをストレートに表した字が「福」です。「福」とは「福気・福運」のことで、旧正月が近づくにつれ、街のあちこちでこの字が目に付くようになります。新しい年には「福」を招き入れようというわけです。
金色や黒で「福」の字が書かれた赤いひし形の紙が、よくドアや窓に張られます。写真のものは、地の部分にきれいな模様が入っていますね。(2008.2.16、横浜、大江/大紀元)
ショッピングモールの玄関に飾られていた「福」の飾り。下には爆竹の飾りが付いていました。(2010.2.8、台北、大江/大紀元)
「福」の字をあしらった掛け軸。「百福図」とあるように、大きな「福」の字の下には、100種類の字体で「福」の字が書かれています。(2010.2.8、台北の雑貨店、大江/大紀元)
大きく「福」の字をあしらったクッション。やはり「百福図」でした。控えめを好む日本人にとっては、とても鮮やかなクッションですね。(2010.2.5、台北のデパート、大江/大紀元)
ときどき、逆さまになった「福」の字を見かけます。これを「倒福」と言います。「倒」とは「倒立」の「倒」で、逆さまということ。この字と「到着」の「到」が同じ発音なので、「倒福」=「到福」(福がやってきた)になるわけです。子供が、「おじいちゃん、『福』が逆さまだよ」(「福」倒了)と言ったら、それは「『福』がやってきたよ」(「福」到了)と言っていることになり、とても縁起がいいですね。中国の人は同音の掛け言葉が大好きです。
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