大紀元時報

米証券当局、中国オンライン教育会社「跟誰学」を調査、不正会計の疑いで

2020年09月03日 20時46分
2020年3月18日、米ニューヨーク証券取引所(AFP/Getty Images)
2020年3月18日、米ニューヨーク証券取引所(AFP/Getty Images)

米証券当局が、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している中国のオンライン教育サービス、「跟誰学(GSX Techedu、以下はGSX)」を不正会計の疑いで調査を進めていることがわかった。2日、同社の株価は前日比約15%急落した。

英フィナンシャル・タイムズによれば、GSXが9月2日、米証券取引委員会(SEC)が同社に対して2017年以降の「財務および営業の記録資料」を提出するよう求めたことを明らかにした。GSXは現在、SECの調査に協力しているという。中国北京に本部を構えるGSXは19年6月、NYSEに上場を果たした。

20年4月、空売りを専門とする米調査会社シトロン・リサーチ(Citron Research)は調査報告書を発表し、GSXが売上げを大幅に粉飾した可能性があると指摘した。

シトロン・リサーチは、GSXアプリで人気のある「スター先生」コースを購入して追跡することで、教室の生徒数と実際の割引料金を把握し、GXSの収益を試算した。この結果、GSXの20年1~3月期のK12(幼稚園から高等学校までの教育サービスの総称)の売上げは、3億1600万元(約49億1000万円)だった。K12はGSXの収益の大半を占めている。これと比べて、同調査会社の財務諸表が発表した19年10~12月期の売上げは、9億3500万元(約149億2900万円)だった。

マディ・ウォーターズ・リサーチ(Muddy Waters Research)のカーソン・ブロック(Carson Block)氏は5月に公表した報告書で、GSXのユーザーの8割は「偽者だ」「完全に詐欺だ」と批判した。また、空売り専門のグリズリー・リサーチ(Grizzly Research)も2月、同様の指摘をした。

GSXは2日、第三者委員会を設置し「内部調査を行っている」と表明した。

中国メディアの報道では、2日午前、米ニューヨーク市場での取引において、GSXの株価は前日終値比約15%安となった。同日に発表されたGSXの業績報告書では、販売コストの急拡大で、3~6月期の営業損失が1億6100万元(約25億円)となった。19年同期の営業利益は1620万元(約2億5174万円)であった。

(翻訳編集・張哲)

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