トランプ米大統領、鉄鋼・アルミ輸入のクオータ制で一部免除容認

2018/08/30 更新: 2018/08/30

[ワシントン 29日 ロイター] – トランプ米大統領は、鉄鋼とアルミ輸入の割当枠の適用対象から一部の国を除外する文書に署名した。米商務省が29日、明らかにした。

適用除外となる国は鉄鋼が韓国、アルゼンチン、ブラジル。アルミはアルゼンチン。

商務省は「米国の鉄鋼・アルミ生産業者から入手できる製品の量や質が不十分な場合、企業は当該製品の適用除外を申請できる」とし、「そういうケースの場合、割当枠の適用が免除される可能性があり、そうなれば関税を支払う必要はない」と説明した。

米政府は6月1日付で、カナダ、メキシコ、欧州連合(EU)を対象に鉄鋼・アルミニウムに対する輸入関税を導入。

これに先立つ5月31日、ロス商務長官は一部の国の米国向け鉄鋼・アルミ輸出について、非関税制限措置を設ける取り決めを交わしたと表明。韓国との取り決めでは、鉄鋼輸出を2015─17年の平均の70%に制限。ブラジルとの取り決めでも鉄鋼輸出を同期間の平均の70%に制限している。

*内容を追加しました。

Reuters
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