アジア一の高さの木造仏塔が焼失

2017/12/12 更新: 2017/12/12

中国四川省綿竹市の九龍鎮にある仏教寺院では10日火事が発生し、境内にある16層の木造仏塔が焼失した。霊官楼と呼ばれる同仏塔はアジアで最も高い木造仏塔とされる。

地元紙・成都商報などによると、現地時間10日12時39分ごろ、地元の九龍寺で火事が起きた。火元は寺の本堂で、隣接する塔に燃え広がった。当局は負傷・死亡者はなく、現在、出火原因を調査中だとした。

ネットユーザーが投稿した火事の映像では、塔の上層部で火が激しく燃えており、黒い煙が大量に出ている様子が確認できる。

明の王朝に建てられた霊官楼は、2008年5月12日の四川大地震で大規模な破損が生じ、震災後に、8年間に及ぶ修復工事が行われていた。工事では中国建築の伝統技法、ほぞ継ぎが用いられていた。

(翻訳編集・張哲)

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