広東語にはこんな格言があります。「財は来るべきところから来る。無理に悩む必要はない。食べる量、着る量、使う量はすべて運命で決まっている」 

今日お話しするのは『聴雨軒筆記』に出てくる物語で、主人公が大成功を収めたのは、全て「拾った」もののおかげだったという話と、『妙香室叢話』に記された、清朝時代の安徽桐城出身の劉丹階の話で、四十を過ぎても貧しいままの劉丹階は、ある日、広東にいる親戚を頼りに行きましたが、親戚は、彼を見下して仕事を紹介せず、仕方なく、光孝寺に宿を借りました。そこから彼の運命は驚くべき展開を見せるのです。

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