継母にいじめられても なお親孝行

閔損(びんそん、紀元前536年-紀元前487年)は、字を子騫(しけん)といい、春秋(周朝)魯国の人。孔子の弟子で、その徳行は顔淵と並ぶほどであった。閔子騫の母は早くに亡くなり、父は再婚した。継母は二人の子をもうけた。閔子騫は両親に非常に孝行であったが、継母は彼を嫌い、実の子二人には綿入れの服を作ってやっても、彼の冬着には葦の穂を使った。
2020/04/08

自分を殺そうとした父親と弟にとった行動

舜は中国古代の五帝の一人で、姓を姚、名を重華、号を虞氏といい、虞舜と称された。 舜は幼いときに母を亡くした。両目を失明した父・瞽叟(こそう)は後妻を娶り、弟・象が生まれた。
2020/04/02

どんなに小さな嘘でも 神様はお見通し

昔、今の中国湖南省、湖北省辺りに、とても正直な知識人がいた。玉皇大帝は冥界第七殿で人手不足なため、彼に暫く業務を代行するよう任命した。彼はそれから数日置きに冥界へ行き、閻魔帳を確認する仕事を行った。
2020/03/23

年をとって醜い人を妻にしている理由

晏子(あんし)は、春秋戦国時代の斉国の賢明な宰相であった。斉の国王・景公の愛娘が晏子に嫁ぐことを望んだことから、景公は晏子の家に出向いた。二人が酒を飲んでいるとき、景公は一人の夫人を目にして、晏子に尋ねた。「あの女性はそなたの妻か?」 晏子が「その通りです」と答えると、景公は、「ずいぶんと老いているし、醜い。わしの愛娘は若くてきれいだ。わしの娘を娶って、そばに置いてはいかがかな?」と言った。
2020/03/23

罪をとがめるより更生を励ます

悪行を改めるよう、寛大な心で更生を励ますことは、良知ある人を育てることに繋がる、というお話。1900年も前の物語とされる、「元」泥棒と賢人の典故を紹介します。出典は中国北宋時代に、学者・宋李昉らにより編纂された『太平御覧』の第900巻、兽部十二 牛下から。
2020/03/09

【故事】悪事は隠せない 夢を見て悟った男

昔、子供がいたずらをすると年配の人がよく「お天道様がみているよ」と言って諭したものです。善行も悪行も、天がすべて見ているという感覚を養うことは、子供の躾において良い面があるのかもしれません。清朝の時代に書かれた「閱微草堂筆記」から、因果応報の理を説いた小説をご紹介します。
2020/03/08

問題児クラスをまとめた新米小学校教師 子どもに響いた「心のレッスン」とは

初夏の暑さを感じさせる6月。春に新生活をスタートさせた新入生たちは、新しい環境に慣れてきたころだ。育った環境の異なる友人や仲間と触れ合うことは、「自分らしさ」を認識する良い機会でもある。いっぽうで、どのようにふるまっていくべきか、何が良いことで悪いことなのか、判断の基準が問われることも多くなる。  神奈川県のある小学校に務める、教師歴3年の小学校教員・谷河園美さん(25歳、仮名)から話を聞いた。彼女は「誠実」「慈悲」「忍耐」で心を鍛錬し、自らを修めるという気功法を学んでいる。彼女は、教師
2020/03/08

中国の昔話:疫病から身を守った男

275~280年頃、河南省でペストが流行し、大勢の人が亡くなりました。 庾衮の2人の兄が亡くなり、もう1人の兄も感染しました。庾衮の両親は感染した息子のために棺桶を用意し、家族を連れて別のところへ避難することを決めました。
2020/03/06

中国の昔話:桑つみ女

昔、斎(せい)という国に、一人の桑つみ女がいました。彼女の首には生まれつきの大きな瘤(こぶ)がありました。そのため、人々は彼女を宿瘤(しゅくりゅう)と呼んでいました。
2020/02/18

中国の昔話 天罰と雷

古代中国において、雷は神の怒りと考えられていました。人間が神に逆らい、人道に反すれば、神は雷をもって善悪を正し、邪な者に罰を下します。「自然」は存在せず、すべての現象には理由があるのです。
2020/02/04

第十八章:中国共産党のグローバルな野望(下)

中国共産党のグローバルな野望には道徳的制限がなく、法律を順守する意志もない。『共産党についての九つの論評』(九評共産党)で論じたように、中国共産党の成長は徐々に歴史上の、内外の邪悪を少しずつ蓄積していく過程であり、その中で中国独自の九大遺伝子「邪、騙、煽、闘、奪、痞、間(スパイ工作)、滅、控(コントロール)」が完成した。
2019/12/29

要注意!6カ月の赤ちゃんでも善悪を見分けられる

6カ月の赤ちゃんでも道徳的な善悪を見分けられるということが、米エール大学の研究でわかった。しかも、この能力は生まれつき備わっている可能性があるという。
2019/12/08

第十八章:中国共産党のグローバルな野望(上)

20世紀初頭、ソビエトの共産主義が暴力的に起こしたロシア革命は、共産邪霊がさらなる舞台をお膳立てするための布石だった。舞台の主役は、もちろん中国共産党である。
2019/12/08

ウィリアム・バー米司法長官 拡大する世俗主義の道徳破壊に警鐘

「家庭が崩壊するのと同時に、記録的なレベルのうつ病と精神疾患、元気のない若者、自殺率の激増、疎外された怒れる若い男性の増加、無意味な暴力と致命的な薬物使用の増加が見られます」とバー氏は話した。
2019/10/21

第十章:法律を利用する邪悪

共産主義国家では、悪魔は法律を操って支配とイデオロギーを強化し、人々を抑圧する。一方、自由社会での悪魔の目的は、伝統的な信仰と道徳を破壊することである。善悪の基準を歪め、法の執行機関を掌握し、邪悪な慣習を植え付ける。法律は、政治、宗教、教育やその他の分野と密接な関わりがある。長い間、アメリカは法治国家を実践していたが、昨今では共産主義の影響が深刻である。共産主義は世界中に触手を伸ばし、その浸透から逃れられる国家は非常に少ない。この章は、多面的に浸食されたアメリカの司法機関を検証する。
2019/09/20

第九章:共産主義がしかけた経済的な罠(下)

共産主義の経済概念は、反道徳である。その悪影響は、社会主義国や共産主義国に広がっている。善意を装った共産主義的な経済政策が、欧米社会を蝕んでいる。共産主義が全体主義、貧困、飢餓を生み出すのは必然である。共産主義は、常に人間の邪悪な側面を拡大させ、道徳を破壊する。これは歴史上、最も邪悪で非道な思想なのである。
2019/09/19

第八章:共産主義が引き起こした政治の混乱(下)

国家や私有の権力を持つ者は、圧倒的に有利な経済的資源へのアクセスと結集力で、国内あるいは世界で、すべての人間に利益をもたらすことができる。一方、その権力を悪用すれば、巨大な災難を引き起こす。今日の世界政治の背後には常に共産主義が絡んでいる。この章の目的は、読者が正と邪を識別し、邪悪の陰謀を認識し、政治を正しい道へと引き戻すためである。
2019/09/10

社会保障で貧困問題を解決できない

貧困は世界で最も古い問題の一つだ。歴史の大部分において、それは手におえず、避けられないものだった。今日の米国の貧困に関して、いいニュースと悪いニュースがある。
2019/09/01

世界の民族に共通 もっとも重要な3つの記憶

歴史学者の章天亮(しょう てんりょう)博士は、最近講演で「世界中に、山や砂漠や海などにより隔てられた多くの民族があり、彼らは異なる文化や言葉を持っている。だが彼らには共通する3つの記憶がある」と語った。
2019/08/24

第七章:家族の崩壊(下)

伝統的な社会において、出産や子育ては神から女性に与えられた神聖な務めとみなされていた。東西の年代記には、多くの英雄の背後に偉大な母親の姿がある。フェミニズムはこの伝統を父系社会の抑圧とみなして放棄し、出産した女性が子育てに従事するのは抑圧であると主張したのである。
2019/08/17

第六章:神に対する反逆

世界中のほぼすべての民族には、古くから伝わる神話や伝説がある。神のイメージや彼らの神といった概念があり、それが人間の道徳と文化を形成し、伝統として受け継がれてきた。
2019/08/10

第五章:西側への浸透(下)

共産主義の邪霊は、偽装して欧米に潜入した。われわれが、具体的な現象を超えたところで、高みから俯瞰することができれば、共産主義の本当の姿とその目的が見えてくるだろう。
2019/08/07

論語は西洋近代経営学に先んじていた

「近代経営学」の父と言えばP.F.ドラッカーでしょうが、その「完全雇用」とはあくまでも「自由主義」という、アダム・スミスの説いた理論が土台でした。 つまり、アダム・スミスは「近代経済学の父」であるのみならず、「近代経営学の大地」でもあるでしょう。 「論語」は、このスミスの思想に影響を与えたと思われるのです。
2019/07/31

序章

ソビエトと東欧を支配していた共産主義政権の崩壊は、半世紀にわたって続いた東西冷戦の終わりを告げた。多くの人々は共産主義をすでに消失したものとみなし、過去の遺物になったと楽観的だった。しかし、実際には、共産主義のイデオロギーは変質した形で世界中に浸透し、着実に根を下ろしていた。
2019/06/23

中華文明に隠されたコード

古代四大文明のうち、他の三大文明はみな中途で滅びてしまい、黄河文明だけが生き永らえ、かつ絢爛華麗な文化を有り余るほど創出し、人類文明史上の一大奇跡をつくった。
2019/06/22

『共産主義の最終目的』終わりに

五千年間に及ぶ歴史劇の幕が下ろされつつある今日、人類は最後の試練に直面している。共産邪霊は世界を混乱させ、人類史上まれに見る大きな災難を作り出した。数億人を殺害し、全世界に共産主義イデオロギーを蔓延させることで人間の心を蝕み、人間が神を排除し神と敵対するように仕向けた。これでは人間は神に救われる最後の機会をも逃すこととなる。
2019/06/19

第六章(下)「憎悪」を国家の支柱とする

中国共産党を解体し、人間世界における共産主義のあらゆる存在型式を除去し、伝統に回帰し、心の奥にある善良な一念を持ち続けることによってはじめて、生命は希望を見出すことができる。
2019/06/19

第六章(上)「憎悪」を国家の支柱とする

共産邪霊は主として「恨(うらみ)」によって構成される。「恨(うらみ)」は物質的存在で、生命力をもつ、つまり、「恨(うらみ)」は一種の生命である。共産邪霊を構成する根本的要素である。
2019/06/17

第五章(下)邪霊が位を簒奪し文化が廃れる

茫々(ぼうぼう)たる宇宙の中、いかなる生命も神の掌握から逃れることはできない。神はこれらのことを見ている。邪悪な中国共産党と江沢民のやることなすこと全てが、天地と神々を激怒させている。法の網が引き上げられつつある。この過程において、貴い中国人よ、あなたたちの一念は何よりも重要なのだ。
2019/06/16

第五章(上)邪霊が位を簒奪し文化が廃れる

邪霊は無神論を推し広め、強制的に人々の心から神の存在を抹消した。人間が根のない浮草のように、この一生一世しかなく、死ねば万事休すと思うように仕向けた。
2019/04/23