<分析>米中通商協議、米が「躊躇なく立ち去る」可能性あり

「時には、交渉の場から立ち去ることが必要だ」。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は28日、ベトナム首都のハノイで行われた首脳会談で、「完全な非核化」をめぐる協議で合意に至らなかった。想定外の結果に、国際社会に衝撃が走った。
2019/03/01

金委員長3回目の訪中 中国、対北影響力の健在ぶりを誇示

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は19日、訪中して中国の習近平国家主席と会談を行った。金委員長は今回の訪中で、習主席に12日の米朝首脳会談について説明を行った。
2018/06/20

米朝の友好ムードに不安を隠せない中国

12日に開かれた米朝首脳会談で、トランプ米大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長は、「新たな米朝関係を築く」と意見一致した。しかし、長い間北朝鮮を影響下に置いた中国は今、米朝が友好関係を築くことに危惧している。一部の専門家は、米朝が友好になれば、中国は北東アジア地域での地学リスクに直面し、「北朝鮮カード」なしでは世界覇権を狙うことも実現できなくなるからだと分析している。
2018/06/18

出典は?イバンカさん「中国のことわざ」で時世を説く

トランプ米大統領の長女イバンカさんは11日、「中国のことわざ」をSNSでつぶやいた。予測困難な北朝鮮情勢でが史上初の米朝首脳会談に踏み込んだトランプ大統領に対して内外の批判が起こっていたが、これらをけん制したとみられる。
2018/06/13

米朝首脳会談に見る四つの歴史的転換点

世界の注目を集めたトランプ氏と金正恩氏の会談が昨日、幕を閉じた。この歴史的な会談は 決して長いものではなかったが、北朝鮮及び金正恩氏にとって転換点となるものをいくつもはらんでいた。金正恩氏は非核化を遂行するか否かの選択を迫られている。
2018/06/13

米朝首脳会談で拉致提起、安倍首相「北と向き合い2国間で解決」

トランプ米大統領は12日、米朝首脳会談を終えた後に行われた記者会見で、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長に対して、日本人の拉致問題を取り上げたことを明らかにした。
2018/06/12

シンガポールはスパイ暗躍の舞台に 米当局は中国諜報工作に対策=米メディア

6月12日米朝首脳会談に向け、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は10日までに開催国であるシンガポール入りした。最初の会談は両首脳と通訳だけになるといわれている。密室の会談内容を知るため、暗躍する中国スパイの存在も見え隠れする。米政府関係者は米メディアの取材に対して、期間中に中国側がスパイ工作をすることを念頭に置いているという。
2018/06/11

北、韓国へのサイバー攻撃を拡大「中国と情報交換」=米企業

米セキュリティ企業のFireEyeは5日、来週火曜日の米朝首脳会談の前に、北朝鮮と中国のハッカー集団が韓国政府機関を狙ったサイバー攻撃を強めているとの調査報告を発表した。
2018/06/06

北朝鮮の非核化に10年 216兆円と試算 トランプ氏「日中韓が負担」

ドナルド・トランプ米大統領は1日、北朝鮮の非核化費用と経済支援について、米国ではなく日中韓が経済負担すべきだと述べた。トランプ氏は当日、ホワイトハウスで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長と会談し、会談後の記者会見で「北朝鮮は偉大な国家になる可能性をもっている」と述べ、完全な非核化における経済支援を改めて示した。
2018/06/04

「チャイナ蚊帳の外」否定した中国官製紙 朝鮮半島への関与を強調

中国の共産党機関紙・人民日報系の環球時報は29日の社説で「中国は(朝鮮半島情勢の)脇役ではない」とし、中国の役割を強調した。また、終戦宣言を現在の当事国である米韓朝のみで締結するとの一部の米韓側の動きを拒否する姿勢を示し、同情勢における中国除外論「チャイナ・パッシング(素通り、蚊帳の外)」に反論した。しかし、韓国の一世論には、朝鮮戦争で中国は非正規軍での参戦のため、終戦協定の参加資格を懐疑的にみる声もある。
2018/06/02

トランプ政権、対中関税を発動「米朝首脳会談をかく乱したから」=米メディア

米ホワイトハウスは29日、500億ドル相当の中国製品に対して25%の追加関税を課すると発表した。6月15日までに対象製品のリストを作成し公表するとともに、速やかに制裁関税を課すとした。
2018/06/01

北京で目撃された北の高官 正恩氏が再訪中の観測も

韓国メディアによると、北朝鮮高官の姿が26日、中国北京市の空港で目撃された。米朝首脳会談の開催前に、金正恩氏が近日中、再び訪中し、習近平国家主席との首脳会談を行う観測が高まった。
2018/05/28

策に溺れた? 米朝首脳会談の中止で北朝鮮が劣勢に

トランプ米大統領は24日、6月12日シンガポールで開催予定の米朝首脳会談を中止すると発表した。大統領は同日の記者会見で、北朝鮮に対して最大限の圧力と制裁措置を継続していくと述べ、軍事行使の可能性も示唆した。休戦状態が終結へ向けて大きく動き出した朝鮮半島情勢は後退した。
2018/05/26

トランプ大統領、習主席は「世界級ポーカープレイヤー」北朝鮮の態度変化の関与疑う

米トランプ大統領は5月22日のホワイトハウスでの記者会見で、北朝鮮の金正恩委員長が2回目の訪中後に対米態度を変化させたことについて、中国側の関与を疑っていることを示唆した。また、中国の習近平主席について「世界級のポーカープレイヤーだ」と、その駆け引き能力を例えた。
2018/05/23

ペンス米副大統領、金正恩氏に対し「トランプ大統領を欺こうとするのは大間違い」

マイク・ペンス米副大統領は21日、米FOXニュースとのインタビューで金正恩・朝鮮労働党委員長に対して、トランプ米大統領を欺こうとするのは大きな間違いだと警告した。最近、北朝鮮が南北閣僚級会談を一方的に延期し、米国の核廃棄要求に反発、米朝首脳会談の取り消しを言及するなど主導権争いに出るにつれ、ペンス氏がトランプ政権の北朝鮮の非核化意志を明らかにしたと解釈されている。
2018/05/23

金正恩氏、態度急変 米朝首脳会談はあるか

「ごろつきは、着飾ってもごろつきだ。」こう話すのは大紀元のコメンテーター・夏小強氏。「金正恩氏は南北首脳会談でどんなに良い笑顔を見せても、肝心な時にごろつきの本性を丸出しにするのだ」
2018/05/19

金委員長が再訪中 中国「北朝鮮カード」を再発動か

中国政府系メディアは8日、習近平国家主席が7~8日にかけて、中国東北部にある遼寧省大連市で北朝鮮の金正恩労働党委員長と会見したと報道した。金委員長の訪中は3月末に続き、40日ぶりの2回目。中朝要人がこのほど頻繁に会う背景には、中国当局が抱える米中通商問題に関係する上、朝鮮半島の非核化をめぐる中国側の孤立化回避の思惑があるとみられる。
2018/05/09

中国メディア、「金正恩氏が非公式訪中」と報道

中国政府系メディアは28日、北朝鮮の金正恩労働党委員長が25日から28日まで、習近平国家主席の要請を受けて、中国を非公式に訪問したと発表した。期間中、習主席と金委員長が会談を行った。
2018/03/28

中国、北朝鮮問題に焦りも、「北が米国に接近」=専門家

韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)・大統領府国家安保室長は12日訪中し、習近平国家主席、楊潔篪国務委員、王毅外相と相次いで会談した。鄭室長は、今月初めに韓国特使団が北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長との会談と、米朝首脳会談をめぐり米国のトランプ大統領との会談について中国側に報告した。専門家は、北朝鮮が経済的に依存する中国当局の影響下から抜け出し、直接米国への接近を強化するとの見方を示した。
2018/03/17