大紀元時報
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連載:高智晟著『神とともに戦う』
高智晟著『神とともに戦う』(1)「筆が重い。祖国中国の闇が徐々に明かされるから」

高智晟(こう・ちせい)。彼こそ中国の有名な人権派弁護士だ。また、中国全土で吹き荒れる権利を守る戦いの中心人物でもある。金も権力もない、しかし助けを必要とする民衆の...

高智晟著『神とともに戦う』(2)「いつになったら腹一杯食えるのか」

【大紀元日本2009年8月28日】私は1964年、陕西省北部の農村に生まれた。それは中国人誰もが貧しかった時代。なかでも我が家は特に貧乏だった。記憶の中の父は、オ...

高智晟弁護士、妻の耿和さんと子供たち(大紀元)
高智晟著『神とともに戦う』(3) 「暗く果てしない道」

【大紀元日本 2009年9月14日】私は家路に着いた。その初日、黄陵まで一気に40キロも歩いた。何も口にしていなかったので、ひどくお腹が空いていた。ある食堂を通り...

高智晟弁護士、妻の耿和さんと子供たち(大紀元)
高智晟著『神とともに戦う』(4)

【大紀元日本9月21日】それにしても、これはとんでもない道中だった。延安から綏徳(すいとく)まで少なくとも270キロあるが、その日の夜には着いた。そこから我が家ま...

高智晟弁護士、妻の耿和さんと子供たち(大紀元)
高智晟著『神とともに戦う』(5)「天は自ら助くる者を助く」

【大紀元日本9月27日】我が家の生活も、96年を境に改善の兆しが見え始めた。私は94年に独学で専門学校を卒業し、95年に弁護士資格を取得した。そして96年には弁護...

高智晟著『神とともに戦う』(6)

【大紀元日本10月5日】弁護士試験は、極めて苦しいものだった。中国には、「大禹は治水という大事業を成し遂げるまで、決して家に帰らなかった」という言い伝えがある。私...

博大書店から出版された中国語版、高智晟著『神與我們並肩作戰』(神とともに戦う)の表紙
高智晟著『神とともに戦う』(7)新年

【大紀元日本10月12日】春節、それは農村地区で特別な意義があり、中国の農村で最大の祭りでもある。それはまた、農村の住民にとって最も大切な祭りでもあるのだ。 農村...

博大書店から出版された中国語版、高智晟著『神與我們並肩作戰』(神とともに戦う)の表紙
高智晟著『神とともに戦う』(8)

【大紀元日本10月20日】旧暦の12月27日、泣きくれて目の腫れも引かない母は、私を連れて出かけた。我が家のだれ一人として、母の行き先を聞こうとはしない。母に手を...

高智晟著『神とともに戦う』(9)

【大紀元日本10月30日】「いつかは腹いっぱい、飯を食いたい」。これこそ、父が果たせなかった悲願であった。 1975年、我が家は父を失うとともに、換金できる物は全...

高智晟著『神とともに戦う』(10)古びた銅のヒシャク

【大紀元日本11月6日】確かあれは、夏の日の昼ごろだった。私は母について水を汲みに行った。私たちの村の水汲み場は崖の中ほどにある。だが、そこに行くには1人しか通れ...

博大書店から出版された中国語版、高智晟著『神與我們並肩作戰』(神とともに戦う)の表紙
高智晟著『神とともに戦う』(11)半握りの煎り大豆

【大紀元日本11月15日】私は、母が私を生み育ててくれた所へと戻って来た。この洞窟、我が家、そして山道、目にするものすべてが私を追憶へといざなう。私の脳裏は、母の...

高智晟著『神とともに戦う』(12)我が平民の母

【大紀元日本11月22日】2005年3月6日午後4時24分、私の母は、限りなく愛したこの世を去って行った。我々兄弟姉妹7人にとって、これは母のいる時代の終わりであ...

高智晟著『神とともに戦う』(13) 我が平民の母(2)

【大紀元日本12月3日】1975年の6月22日、周囲の助けのもと、私の父はようやく40元相当の棺を手に入れた。大きな体を丸めて41年生きた父は、亡くなってもなお体...

高智晟著『神とともに戦う』(14) 我が平民の母(3)

【大紀元日本12月15日】母は、先々まで見通すことのできる人だった。このおかげで、今日の私たちが存在する、あらゆる基礎が築けた。母は、長男と姉以外、すべての子を学...

高智晟著『神とともに戦う』(15) 我が平民の母(4)

【大紀元日本12月26日】中国北西部、黄土高原の厳しい冬は、その年初めての強い北風とともに、規則正しくやって来る。他の家の子たちが家にこもっている頃、我が家の子た...

高智晟著『神とともに戦う』(16) 我が平民の母(5)

【大紀元日本1月5日】母は、有徳の人であった。この母の功徳ぶりは、私の認識やこの手中の筆が決めるものではないが、いずれにせよ、母が徳の力で積み上げてきた数々の逸話...

高智晟著『神とともに戦う』(17) 我が平民の母(6)

【大紀元日本1月13日】貧しい人々を支えた母の偉業のうち、最も忘れ難く、いまだ記憶に新しいのは、そのうちの2つである。1つは、寒風が突き刺すような真冬の夜のことだ...

高智晟著『神とともに戦う』(18) 我が平民の母(7)

【大紀元日本1月20日】私たち7人の子どものすべてが、母の精神世界にとっての中心だった。たとえ今わの際になっても、わが子と孫たちの名を繰り返し呼び続けた。息を引き...

高智晟著『神とともに戦う』(19)夫人が見た高智晟(1)

【大紀元日本1月31日】(訳者注)本項は高智晟 弁護士の妻・耿和氏の口述をもとに書かれているため、前項までの第一人称体である「私(高弁護士)」とは異なった文体にな...

高智晟著『神とともに戦う』(20)夫人が見た高智晟(2)

【大紀元日本2月7日】90年の8月1日、2人は結婚証明書を受け取ったが、その後は別れて暮らすこと4年。94年になって、耿和は何とか高智晟の戸籍をウルムチへ移し、ウ...

高智晟著『神とともに戦う』(21) 夫人が見た高智晟(3)

【大紀元日本2月19日】まるで「壁に耳あり障子に目あり」であった。そのため、夫が家に不在の時、耿和は夜でも通りに面した部屋の明かりをつけようともせず、子どもにも小...

高智晟著『神とともに戦う』(22)夫人が見た高智晟(4)

【大紀元日本2月26日】我が家は「船」、夫は「船長」 陕北油田の投資者を弁護した北京の弁護士・朱久虎が逮捕された。高智晟はその知らせを聞くや否や、彼...

高智晟著『神とともに戦う』(23)どの案件もはらむ制度問題

【大紀元日本3月7日】中国は、法治国家とは異なる。どんな小さな案件であれ、あらゆる案件が最終的に浮き彫りにするのは、あまりにも深い制度上の問題だ。これは紛れもない...

高智晟著『神とともに戦う』(24)どの案件もはらむ制度問題(2)

【大紀元日本3月14日】 強制立ち退き裁判は完敗! 私が手がけた強制立ち退きの裁判は100戦100敗、つまり100%の負けである。この数字は政府の公式統計ではない...

高智晟著『神とともに戦う』(25)中国の弁護士の悲哀

【大紀元日本3月25日】私が弁護士となって最初に引き受けたのは、無償の裁判であった。その後、毎年3分の1の精力は、貧しい人々のため無償の裁判へと注いだ。7年来、こ...

高智晟著『神とともに戦う』(26)中国の弁護士の悲哀②

【大紀元日本4月2日】中国の闇はあまりにも多すぎる。とりわけ制度によって公民が受ける被害は深刻だ。だが、これは断じて悲哀の全てではない。我々の悲哀とはすなわち、公...

高智晟著『神とともに戦う』(27) 孤独な者の孤独な夜

【大紀元日本4月12日】友人が送ってくれた袁紅冰(北京大学法学部の元教授)氏の『高智晟弁護士の孤独』という文を読んだ時、私は涙をこらえられなかった。袁氏は、中国の...

高智晟著『神とともに戦う』(28) 孤独な者の孤独な夜②

【大紀元日本4月19日】法廷での審理が終わるとメディアは私に「この件に関して、全国の同業者に何かメッセージはないか」と尋ねた。私は同業者にこんな忠告を残した。「中...

高智晟著『神とともに戦う』(29) 孤独な者の孤独な夜③

【大紀元日本4月26日】こんなこともあった。地方税務部門に勤める友人は私に、カシュガル地区麦盖堤県の国税局局長・蔡軍の話をしてくれた。この蔡軍は妻を持つ身でありな...

高智晟著『神とともに戦う』(30) 孤独な者の孤独な夜④

【大紀元日本5月3日】一昨年(2006年)、中国人民銀行(訳注、中国の中央銀行に当たる)が資金洗浄防止条例を公布施行した。何と数日内に、専門家や学者など5名から絶...

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