【紀元曙光】2020年11月18日

米国でも、日本でも、ウイルス拡大の勢いに衰えが見られない。
▼その程度に違いはあるが、両国の状況は深刻である。東京都では、新たな陽性者数が300人を前後する日々が続く。北海道、大阪、兵庫も感染者増加で懸念される状況だ。先ほど見たニュースでは、北海道の利尻島でもクラスターが発生したという。
▼かたや米国。読者諸氏もご存じの通りなので、どんどん変わる数字を挙げることはしないが、ともかく感染拡大と死者数の増加に歯止めが効かない。
▼この状況を、まだ「次期大統領」ではないはずのバイデン氏が取り上げて、「トランプ氏が政権移行に応じて、感染拡大防止に取り組まなければ、さらに多くの死者が出る」と社会不安をあおり立てる。こうした現地ニュースを、日本語のメディアが転載で伝える。報道の自由の観点からそれを止められはしないが、記事の下につく日本人読者のコメントは、だいたい「トランプ、お前が悪い」になる。これを通常、報道のミスリードという。
▼大紀元は、このウイルスを「中共ウイルス」と呼ぶ。その名称の由来は、まるで中国共産党のように狂暴なウイルスであることにもよるが、それ以上に、このウイルスには「目」がついており、中共に親密な国に狙いを定めて襲い掛かってくることを指す。その点、中国との経済的関係がいまだに強い日本は、ウイルスの爆発予備軍であることを知っておいてよい。ともかく中共ウイルスには、恐るべき「魔性」があるのだ。
▼中共ウイルスの拡大を理由に、政権移行を急がせるバイデン氏。彼の正体が何か、すでに見えている。