【紀元曙光】2020年10月29日

菅首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が、28日の衆議院と29日の参議院で行われた。
▼「独裁者!」。質問に答弁する菅首相に、野党席からヤジが飛ぶ。小欄の筆者は、日本はなんと平和な国かと、失笑しながら思った。本当に独裁者がいる国だったら、ヤジった人間は処刑されるのだ。
▼日本学術会議の推薦者のうち6人を菅首相が任命見送りにしたことについて、野党の質問が集中した。それも大切だろうが、対中の諸課題はどうなっているのか。質問するほうも追及不足であるし、答弁する首相の言い回しも表面的でもの足りない。米国のように、中国共産党に全面対決する姿勢を明示できないものかと、自国の政府ながら、はがゆく思えてならないのだ。
▼もちろん「菅総理にはお考えがある」と信じたい。ただ忘れないでいただきたいのは、今後、歴史の展開は加速度を増して急激に進むということだ。日本の政治家の全てがそうだとは言わぬが、重箱の隅をつついて政権批判ばかりする議員には、とてもついていけない速さとなる。手前味噌で恐縮だが、議員各位は大紀元をご覧いただきたい。
▼あくまでも仮説として書く。94歳の江沢民がまだ死んでいないのは、大元凶である江を「被告」として裁きにかけるため、神が生かしているからである。その罪状が暴露された後、悪事に加担した全員が天罰を受ける。天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず。一人残らず死刑、または中共ウイルスに感染して死ぬことになろう。
▼中共政権が崩壊した時の備えは、今の日本にあるか。政治家の先生方、如何に。