インドのコロナ感染者500万人突破、医療用酸素不足の病院も

2020/09/16 更新: 2020/09/16

[ムンバイ 16日 ロイター] – インドの新型コロナウイルス感染者が16日、500万人を超えた。重症者の治療に必要な医療用酸素が不足している病院もでてきている。

保健省によると、16日に新たに9万0123人の感染が報告され、累計感染者数は502万人となった。死者は1290人増えて8万2066人。

人口が多く感染が深刻なマハラシュトラ、グジャラート、ウッタルプラデシュ各州では医療用酸素の需要が3倍以上に増えている。

ある供給業者はロイターに「(酸素が欲しいという)電話が夜通しかかってきているが、いつ入るかわからない」と語った。

保健省当局者によると、現在罹患しているアクティブ・ケースの少なくとも6%が酸素吸入が必要。供給は十分だが、州政府は利用状況をつぶさにチェックし、不足しないよう注意すべきと指摘した。

ウッタルプラデシュ州当局者によると州都で必要とされる医療用酸素ボンベは5000本。平時は1000本という。

ムンバイ郊外の2カ所の病院を管理する医師は、医療用酸素が入手しにくくなっていると話した。

Reuters
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