[ワシントン 15日 ロイター] – 米国勢調査局が15日に公表したデータによると、2019年の国内世帯平均所得は前年比6.8%増の6万8703ドルで、統計を開始した1967年以降で最も高い水準だった。
19年の国内貧困率は前年から1.3%ポイント低下し10.5%だった。低所得層への政府補助プログラムを調整した貧困度合いを測る別指標は12.8%から11.7%に低下した。
19年に医療保険に加入していない時期があった人は2960万人で、前年から100万人増えた。こどもの未加入者も増えた。
国勢調査局は、国内の景気拡大局面の最後の年となる19年の所得と貧困のデータは、新型コロナウイルス感染拡大や現在の景気後退(リセッション)の影響を反映していないと説明し、引き続き新型コロナのデータへの影響を注視するとした。
一部のアナリストは、米経済にとってのピークだったと指摘する。
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