東シナ海で遭難のパナマ貨物船、転覆し海没 時間・場所は不明

2020/09/03 更新: 2020/09/03

[東京 3日 ロイター] – 第十管区海上保安本部は3日、東シナ海で遭難したとみられるパナマ船籍の貨物船「ガルフ ライブストック1」に関する更新情報を発表した。救助された乗組員の話によると、同船はエンジン1機が停止したため保船できなくなり、その後、横波を受けて転覆し、沈んだという。転覆した時間、場所は不明。

第十管区海上保安本部は2日午前1時44分ごろ、鹿児島県・奄美大島西方約185キロの東シナ海を航行していたガルフ ライブストック1(1万1947トン)からの遭難信号を受信した。海上自衛隊とともに捜索にあたり、2日午後11時過ぎに海上でフィリピン人の乗組員1人を発見、救助した。転覆するまでの経緯は、この乗組員の話から分かった。

現場付近の海域では、引き続き、巡視船と航空機による捜索が行われている。

貨物船にはフィリピン人39人、オーストラリア人2人、ニュージーランド人2人の計43人が乗船。ニュージーランドのネーピア港から中国・唐山港に向かっていた。積み荷として牛約5800頭を乗せている。

Reuters
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