中共肺炎

新型コロナウイルスは猫にも感染るか?

4月8日アメリカ科学振興協会で発表された研究によると、現在猛威を振るっている新型コロナウイルスが、にも感染することが明らかになった。また中国が実施している研究では、猫以外の動物種に伝染する可能性の有無、そして感染した場合どのような症状が現れるのかを特定することに焦点を当て、実験的ワクチンの試験に応用していく考えだ。

中国で1月、2月に実施された調査に基づくと、フェレットが鼻から吸い込んだウイルス粒子により、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたが、危篤な疾患を引き起こすことはなかったという。また別の動物種で行われた抗体検査では、犬がウイルスに感染する可能性が低くく、また豚、鶏、アヒルにはウイルス感染が発見されないというデータが出ている。しかし猫の場合、呼吸器官を介して、飛沫感染しやすいことが発見。こういった猫の感染状態を研究することにより、人へのコロナ感染治癒の一歩を踏み出せるはずだと、専門家たちは日々研究を重ねている。

中国での新型コロナウイルスに関する動物実験は、中国農業科学院のハルビン獣医学研究所で厳密に行われているが、今月初めに別の機関で発表された猫への感染に関する調査などは、小規模な研究であったため査読が行われていないことが明らかになっている。

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また世界保健機関(WHO)は人とペットの間でのウイルス感染に関する調査を進めると発表。すでに人から動物に感染があったであろう事例がいくつか報告されており、中には動物園の飼育係から、トラに感染したケースまで含まれている。WHOのマリア・バン・ケルコフさんは記者会見で「彼らが動物への感染に関与しているとは考えていませんが、その可能性もあると思っています」とコメント。

これを受けて、アメリカ疾病予防管理センターではペットがコロナウイルスを蔓延させる可能性があるという証拠はどこにもないと指摘。また国立新興人獣共通感染症センターの責任者であるケイシー・バートン・ベラベッシュさんも「現時点ではペットが感染源であると考える要素はありません」とコメントしている。

しかしボストンにあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院のダニエル・クリッツケスさんは過去のSARS流行の際、ジャコウネコが人にウイルスを感染させた可能性もあったことを指摘し、今回の新型コロナウイルスでも充分あり得る話だと述べた。さらに「人同士のソーシャルディスタンスという対策以外にも、ペットとの距離を置くことも重要視すべきだ」と付け加えた。

 

エポックタイムズ紙は、COVID-19という今回の肺炎の原因となる新型コロナウイルスを、中国共産党の隠蔽と不始末がウイルスの中国全土への拡散を許し、世界的なパンデミックを引き起こしたことから、「中共(CCP)ウイルス」と呼んでいます。

(大紀元日本ウェブ編集部)