ちょっと怖い? 38年前の漫画「AKIRA」が今の東京を予測

香港ではいまだ反送中運動が終わらず、今年になって武漢肺炎の流行で世の中が騒然としている中、ネット上では30年以上前にマンガ誌「週刊ヤングマガジン」に連載され、アニメ映画として公開された「AKIRA」が現在の東京の状況を予言していると話題になっています。

「AKIRA」は日本の漫画家でアニメーション監督の大友克洋氏が執筆した漫画で、1982年から連載され、その後、「AKIRA」はアニメ映画として1988年に公開されました。 その中ではまさに東京オリンピックが行われようとしている2020年の東京が描かれています。

日本の漫画家の平野健太さんは、昨年7月1日に、香港の抗議者が円形の交通標識を盾として持っているのを見て、以前見た「AKIRA」のシーンを思い出し、香港の抗議者の写真を「AKIRA」と並べた画像をツイートで投稿しました。

またツイッターユーザー「@pcworks_kidd」は、この投稿の写真の右上隅にある新聞の記事の内容に注目しました。

赤い枠で囲ったところをよく見ると、伝染病に対する世界保健機関(WHO)の対応が批判されている内容の街頭発表であり、「ちょっとゾッとした」と現在、武漢肺炎の発生でWHO が批判されている現在の状況と一致していることに驚きを隠せません。

「予言」はそれだけではありません。アニメーションの中で出てくるシーンに東京オリンピックのカウントダウンの看板で、147日と記してある下に「中止だ中止」と落書きが書いてあります。因みにオリンピック開催前147日は2月29日となっています。

今のところ東京は今年の夏にオリンピックを開催する予定ですが、日本の武漢肺炎の流行が悪化しているため、「AKIRA」の「予言」が実現するかどうかはまだわからないところです。

ネット上では「AKIRA」の著者、大友克洋氏が「ノストラダムスであるかもしれない」などの声があがっているようです。「AKIRA」の連載が開始されたのが1982年。作品の中に現れる38年後の東京を今と比べてみるとまた驚くべき予測がもっとみつかるかもしれませんね。

(大紀元日本ウェブ編集部)