韓国ロッテグループ会長、執行猶予付き有罪判決が確定 収監免れる

2019/10/17 更新: 2019/10/17

[ソウル 17日 ロイター] – 韓国最高裁は17日、前大統領の朴槿恵被告も関った汚職問題で贈賄罪に問われた韓国ロッテグループ会長の辛東彬(日本名・重光昭夫)被告について、同被告を有罪とし、懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡した高裁判決を支持した。高裁判決の後、同被告は保釈されていた。

最高裁の判決により、辛被告の執行猶予付き有罪判決が確定。同被告は収監を免れた。

判決を受け、ロッテグループの持ち株会社ロッテコープ<004990.KS>の株価は一時4.2%急伸、同グループの中核をなすロッテ・ショッピング<023530.KS>の株価は2%近く上昇した。

ロッテグループは判決後、「われわれは国家と社会に貢献するとともに、信頼される企業となるよう努めていく」との声明を出した。

辛被告は、免税店事業で便宜を受けるため、朴被告の親友が管理する基金に70億ウォン(590万ドル)を提供したとして贈賄罪に問われ、2018年2月に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡された。その後、被告は控訴。同年10月にソウル高裁が懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を下し、被告は7カ月の収監の後、保釈されていた。

Reuters
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