自宅の水槽に何年も隠れていた回虫を発見した!

ある男性は、自宅の水槽タンクを掃除していたときに、2年間も隠れていた大きさ3フィート(91.44cm)ほどの毛虫を発見し、ひどく驚きました。あまりの驚きに、のちに彼はオンラインで「なんて大きさだ。これまで2年間こんなものに気づかなかったなんて、どうしたんだろう」と発言しています。

そしてその男性は、その虫がおそらくボビットワームとして知られているユーニスワーム(Eunice aphroditois)と呼ばれる剛毛の回虫であることを突き止めました。

世界中の暖かい海に生息するその虫は、時には大きさ10フィート近くにも達することがあります。また、非常に速い速さで凶暴性を発揮することや、まるで悪夢を連想させるような見た目でも知られています。

2011年科学誌 Revista de Biología Tropicalに掲載されたアメリカ人科学者の説明によると、ユーニスワームもしくはボビットワームとして知られるこの虫は、20年ほど前に水中写真家により発見されその名がつきました。

この虫は水深10〜40メートルの海底に生息し、小さな虫や魚などの獲物を感知する5つのアンテナを持ち、咽頭と呼ばれる複雑な摂食部位で捕獲します。

咽頭は手袋の指のように裏返しになり、端には強く鋭い下顎があります。 ユーニスワームの攻撃性と強さで、獲物は見事に半分に切り裂かれることもあります。また、人間が近づきすぎると、噛みつかれる可能性があります。獲物を捕まえると、夜行性のワームは巣穴に戻って餌を食べます。また、獲物が少なくなると、海藻や他の海の植物を食べ、穴表面の周りの小片を一掃します。

科学誌Underwater Photography Guideによると、ユーニスワームは夜行性であるため、自ら近づいてくることはなく、万が一見かけた場合には、触らずに距離を置くべきだと発表しています。

(大紀元日本ウェブ編集部)