毎日を幸せにする 6つの方法

人は無意識に考えているため、自分の考えをコントロールすることがいかに大切か忘れてしまっています。しかし実はそれが幸せへの一歩なのです。

海岸から遠く離れた湖で泳ぐことを想像してください。あなたが喜びや楽しさなどのポジティブ感情を持っている時は、まるで釣り糸に取り付けられた浮きのようにあなたの体は簡単に浮き上がります。反対に、恐怖や心配や怒りなどの感情を持っている時は、浮力を失い沈み始めるのです。

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このシナリオでは、体が安全に浮かんでいるときにはポジティブな考えを維持しやすいことに気づきます。しかし、どうにか沈まないようにと考える時は最悪な想像ばかりしてしまうものなのです。

あなたの日常生活でも同じことが起こります。すべてが順調に進んでいるときは、何事もポジティブに考えられます。しかし、悪いことが重なりガッカリしたり不安になったりすることが増えると、同じことでも悪い方に考えるようになってしまうのです。結果的に、些細なことでひどく落ち込んでしまうことになります。

以下に例を示します。私の友人が土曜日に私に電話をしてきました。話題は医療費についてで、彼が病院に支払いを終えたにも関わらず、病院が追加の6,000ドルを請求してきたとのことでした。私の友人は激怒していたのです。よくよく話を聞くと、月曜日までは保険会社に連絡できないとのことだったので、私は彼にこの事について考えるのを一旦辞めて、イライラしている感情を抑えるように勧めました。彼はそのときは理解してくれたようでしたが、数分後にはすでに前よりも怒りが湧いてきているようでした。私はその後も何度も感情的にならないよう助言しましたが、彼はその追加料金は病院のせいだと言い張っていました。私の友人は、自分の思考をコントロールするのではなく、彼が作り出した感情に気分を左右されていたのです。

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ここでは2つの学習ポイントがあります。

大多数の人々は、自分がどのように考えるかということと、自分の行動とを結び付けて考えていません。

あなたがいかなる状況にいようとも、感情を引き起こしているのはあなたなのです。感情を引き起こすのはあなたの思考だけなのです。そして、知っておいて欲しいのは、その思考は自分自身でコントロールできるのです。あなたが望むなら、残りの人生を毎日幸せなものにすることができます。もちろん、それは自分で思考を完全にコントロールすることを前提としています。

思考のコントロールには6つの方法があります。

1.予測:何かをする前に、それが起こったときにどう思うかを予測することで、自分はどのように感じたいかを事前に準備することができます。

2.行動中:何かが起こっている瞬間に、自分がなりたい感情を意識しながら状況を俯瞰することも大切です。

3.行動後:何かが起こった後、結果に関係なく、感情をコントロールするために状況を要約することができるようになります。

4.考えない:望まない感情が出てくるのを防ぐために、考えないという方法もあります。

5.手放す:意図しない考えが頭に浮かんだ場合は、それを処理しないという方法があります。単にその考えを手放し、いらない感情を生み出すことを避けます。

6.もう一度考える:再考することで、不要な感情を有益な感情に置き換える方法があります。

おそらくコントロールされていない思考の危険性をあまり危惧していない人がほとんどでしょう。考え方を改善することは無意味だと思っていませんか。

自分の考えをコントロールして、自分に与えられた感情的な苦しみを減らし、新しい日をもっと幸せにしてあげましょう。自分自身をもっと大切に扱ってあげることが大切です。

(大紀元日本ウェブ編集部)