グウェン・ステファニー、いじめられていた少年をステージに呼び寄せる

サウスフロリダのブランドン・バーフォードは、一見普通の幸せそうな12歳の少年に見えます。しかし、ブランドンは学校でずっといじめられていたのです。いじめの原因は、彼の小柄な体型と繊細な性格です。6歳から12歳までずっといじめられてきました。ブランドンの母親のマリアは「来る日も来る日も学校から泣いて帰ってきていまいした」と話してくれました。

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そこで、ブランドンはいじめられているという現実から逃れるための逃げ場を見つけたのです。それはグウェン・ステファニーの歌でした。母マリアは、「ブランドンは自分の部屋に入っていって、嬉しそうに踊るんです。私が励ましてもダメな時でもグウェンの歌で元気がもらえるようです。だから、グウェンにはとても感謝しています。」と話してくれました。

グウェン・ステファニーは家族や自分に対しても常に正直でありのままでいるスターです。そのため自分の歌を心から賞賛してくれるファンに対しては、すぐに行動に出る素晴らしい人物です。

2016年7月、グウェンはコンサートを行うためにウェストパームビーチにあるスタジアムにやってくると知り、母マリアは、ブランドンと一緒にコンサートに参加しようと決意しました。一生に一度あるかないかのチャンスです。自分の大好きなスターにブランドンを会わせてあげたいと思ったのです。ブランドンが唯一笑顔を取り戻せる存在のグウェンの姿を見られるチャンスを与えたいと思いました。

グウェンにありがとうと一言言いたくて、マリアは最前列のチケットを取りました。そして、息子の悲しい話を伝える書いた看板を作り、グウェンに見てもらおうと思いました。グウェンがマリアのサインを見たとき、グウェンは怒りをあらわにしました。「1年生から5年生までずっといじめられていた男の子が今日ここに来ています。ブランドン!ステージに上がってきて」グウェンは大きな声で叫びました。

ファンの協力で、ステージに上がったブランドンとマリア。すると、グウェンはすぐにブランドンを抱き上げ、温かく抱きしめブランドンを励ましました。ブランドンも思わず涙が溢れました。

コンサートの後、ブランドンは控室にも呼ばれ、大好きなスターと夢のような楽しい時間を過ごしました。グウェンにとっても素晴らしい経験になったにちがいありません。グウェンはインスタグラムで「3年前、すごく辛い時期がありました。その時神様に自分の才能を生かして少しでも世の中を変えられますようにと毎日お祈りしました。そして昨日、12歳の男の子が現れ、私の祈りを叶えてくれました」と書きこみました。

「本当に信じられないよ。夢みたい。」とブランドンはその時の様子を話してくれました。グウェンはブランドンにファンでいてくれたこと、自分の音楽を聴いてくれたこと、何よりも音楽は素晴らしいものだと教えてくれたことを感謝しました。

(大紀元日本ウェブ編集部)