米、国内向け5G機器の中国以外での製造義務付け検討=WSJ

2019/06/24 更新: 2019/06/24

[23日 ロイター] – トランプ米大統領は、米国で使用される次世代高速通信規格「5G」関連機器の設計と製造を中国以外で行うことを義務付ける案を検討している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が23日、関係筋の話として報じた。

同紙によると、米国でのサイバーセキュリティーに関する懸念を巡る150日間の調査の一環として、政府当局者が通信機器メーカーに対し、基地局関連機器やルーター、スイッチなどのハードウエアや、ソフトウエアを中国以外で開発できないか確認しているという。

トランプ政権は5月、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]が米政府の許可なく米国の重要な技術を購入することを禁止するとともに、国家安全保障を理由に米国の通信ネットワークから同社の製品を事実上排除する措置を発表した。

WSJによると、協議はまだ非公式な段階で、5月に発令された大統領令は10月に迎える150日の期限までに規則・規制案のリストを求めるもので、実際の導入には数年かかる可能性がある。

Reuters
関連特集: 国際