米国、中東での新たな紛争に関心ない=米軍

2019/06/14 更新: 2019/06/14

[ワシントン 13日 ロイター] – 米中央軍は13日、同国は中東での新たな紛争に関与することに関心はないが、航行の自由を含め、自国の国益を守る意向だと表明した。

また中央軍は声明で、中東ホルムズ海峡に近いオマーン沖で石油タンカー2隻が攻撃を受けた事件を受け、現場にミサイル駆逐艦メイソンを派遣したことを明らかにした。声明は、駆逐艦ベインブリッジは攻撃を受けたタンカー「コクカ・カレイジャス」と緊密な連絡を保っており、干渉は容認しないとしている。

ポンペオ米国務長官は事件を受けた記者会見で、機密情報や使用された武器、攻撃で示された専門知識に基づくと、イランに責任があるとの見解を示した。

中央軍の声明によると、駆逐艦ベインブリッジはコクカ・カレイジャスから21人の乗員を救助した。

中央軍のアール・ブラウン報道官(中佐)は「米国と地域のパートナーは自らの利益を守るため、あらゆる措置を講じる。きょうの攻撃は国際的な航行の自由と通商の自由を明らかに脅かすものだ」と指摘。

「中東で新たな紛争に関与することに関心はない。自国の利益は守るが、イランとの戦争はわれわれの戦略的利益でも国際社会の最善の利益でもない」と述べた。

*内容を追加しました。

Reuters
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