[ワシントン 9日 ロイター] – パーデュー米農務長官は9日、米国産エタノール製品に対する関税引き下げを巡る中国との交渉は「前向き」だが、話し合いはまだ終わっていないと述べた。
パーデュー長官は記者団に対し「エタノール関税の引き下げについて中国との対話があった。これは明らかに米国内のトウモロコシ業界にとって追い風だ」と語った。
中国は昨夏、米国から輸入するエタノールに対し最大70%の関税を発動した。
パーデュー長官は、非関税障壁を巡る課題が引き続き争点となっているとし、「中国は今後、国内のバイオテクノロジー製品の承認に関する協定の一部を修正する必要がある。われわれは、協定の信頼性、一貫性、法的強制力を必要としている」と説明した。
パーデュー長官はまた、米環境保護庁(EPA)のウィーラー長官と協議し、再生可能燃料基準で定めるトウモロコシ原料のエタノールなどバイオ燃料を混合しなければならない義務の免除に関する管理を厳格化してほしいと伝えたことを明らかにした。
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