[ボゴタ 2日 ロイター] – 経済危機が深刻化しているベネズエラで2日、数千もの国民がコロンビアとの国境沿いのバリケードを破壊して同国に入国した。コロンビアの移民当局者が明らかにした。
マドゥロ大統領は、米国が主導する人道支援物資の国内搬入を阻止するため、2月から国境に架かる複数の橋を封鎖している。
食糧や医薬品を求めてコロンビアのククタを目指していたベネズエラ国民は、橋が封鎖されたため、国境沿いのタチラ川を歩いて渡っていたが、ここ数日の土砂降りでそれが不可能となっている。
コロンビアの移民当局トップは、バリケードが破壊されたと述べ、両国を行き来する人々に何か起きた場合はマドゥロ大統領の責任だと指摘。タチラ川に架かるシモン・ボリバル橋は劣化しており、危険だと説明した。
多くのベネズエラ国民は、食糧や仕事を求めてコロンビアを目指している。また、コロンビアから他の中南米諸国に脱出しようとする人もいる。
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