[24日 ロイター] – 今週予定される米中閣僚級貿易協議を前に、中国はハイテク企業への規制を緩めてほしいという米国側の要望に関して譲歩を拒んでいる。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日、協議に詳しい3人の関係者の話として伝えた。
ホワイトハウスは同日、ライトハイザー通商代表とムニューシン財務長官が28日から始まる閣僚級貿易協議に出席するために北京に向かうと発表した。
米国は中国に(1)外国のクラウドコンピューティング企業に対する差別的な処遇の停止(2)データの海外移転制限の縮小(3)国内データ保存規制の緩和──を求めている。しかしFTによると、中国はこれらの点で今のところ「意味のある譲歩」に応じていない。
FTが引用した関係者の話では、中国が当初示した提案を米政府が不十分な内容と判断してより強い形の約束をするよう促すと、この提案を取り下げたという。
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