ぶらり散歩道

学問の神様、菅原道真公も愛でた梅の花 防府天満宮梅まつり

山口県の防府天満宮では2月17日~3月3日まで梅祭りが開催されています。

長い石段を上がると境内には約16種類、1100本の梅樹があり(梅は天神様のシンボル)境内いっぱいに梅の花が咲き誇り、花の香りに包まれています。こんなにいっぱいの梅の花が咲いているのを見たのは初めてで、良く見ると「梅の花ってこんなに可憐で愛らしい花」だったんだと感じました。

上には学問の神様、菅原道真公がまつられています。境内までけっこう長い(写真/正恵)
境内には約16種類、1100本の梅樹があります(写真/正恵)
良く見ると梅の花ってこんなに可憐で愛らしい花だったんだと感じました(写真/正恵)

防府天満宮は学問の神様として崇められる菅原道真公をまつる神社です。北野天満宮(京都)、太宰府天満宮(福岡)に並び日本三天神社と呼ばれ年間を通して多くの観光客が訪れています。

太宰府、日本三大天満宮のひとつと数えられる防府天満宮の桜門(写真/正恵)

道真公は学者だったことから多くの受験生が合格祈願に訪れています。

受験シーズン真っ只中のせいか、合格祈願の絵馬がびっしり(写真/正恵)
授与所には受験生らしき女の子も(写真/正恵)

春風楼は国の登録有形文化財に指定されています。春風楼は木造二階建てで入り母屋造り、萩藩10代目藩主毛利斉煕の発願で五重の塔として建設が開始されましたが、諸事情により建設は中止されました。建設を断念した五重の塔の一層部分の軒下の組物を床下に組み入れた楼閣様式のお龍堂を完工した建物で、建築物としては大変珍しい姿となっています。

国の登録有形文化財に指定されている春風楼(写真/正恵)
五重の塔の一層部分の軒下の組物を床下に組み入れ、その上から楼閣様式のお龍堂を建てています(写真/正恵)
梅を見た後はお約束のおいしい卵かけご飯、小鉢がたくさんあってうれしい(写真/正恵)
土産コーナにあった五角形のます。ごかくで合格ということでしょうか(写真/正恵)

(文・写真  正恵)