マクロン仏大統領、改革遂行を強調 世界企業トップの夕食会で

2019/01/22 更新: 2019/01/22

[ベルサイユ(フランス) 21日 ロイター] – フランスのマクロン大統領は21日、マイクロソフトなど世界のトップ企業の幹部を招いて夕食会を開き、経済改革を遂行する考えを表明した。

昨年に続いて世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の前に開いた夕食会には、マイクロソフト<MSFT.O>のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)やスナップ<SNAP.N>のエバン・スピーゲルCEO、JPモルガン・チェース<JPM.N>のジェイミー・ダイモンCEOらが出席した。

マクロン大統領は仏政権に抗議する「黄色いベスト運動」について、英国の欧州連合(EU)離脱やドイツ、イタリアなどでのポピュリスト(大衆迎合)政党の台頭につながった、グローバル化に対する中間層の不安という、より大きな問題の一部だと指摘した。

その上で「危機の解決策は、政権が過去18カ月間に成し遂げたことを後退させないことだ」と強調した。

仏大統領府によると、マクロン氏は抗議運動に対応するためダボス会議を欠席する。

Reuters
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