大紀元時報
漢字の神秘

【動画】毎週一字(5):義

2018年11月18日 19時53分

「毎週一字」は漢字の真髄をご紹介する教養コンテンツです。毎週一文字ずつをピックアップし、漢字に込められた本当の意味をお伝えします。また、全日本書道連盟正教授青石清雲先生による示範のビデオ動画で、古代から伝わる伝統文化「書道」をご堪能ください。

第五回は「義」

中国の漢の時代の許慎(きょしん)が、漢字の成り立ちやその本義を部首ごとにまとめた書を「説文解字(せつもんかいじ)」という。
「義」について、「説文解字」には以下のように書かれている。
漢代許慎《說文解字》曰:己之威儀也。從我、從羊。

 

義(ぎ)は、人間の行動・志操・道徳で、「よい」「ただしい」とされる概念である。儒教における義は、儒教の主要な思想であり、五常(仁・義・礼・智・信)の一つ。

 

 

「義」の意味

 

儒教の諭す徳として「義」をご紹介しましょう。正義、義理、義務などの熟語が思い浮かびます。この漢字は「羊」と「我」から構成されています。

古代中国では、従順な「羊」は繁栄の象徴。「我」は甲骨文にみられ、武器を象った文字に尖った歯を加えて形成されています。二つ合わせると「私は羊です」となりますが、意味的には正義のために自己を犠牲にすることを示唆します。

舎生取義(しゃせいしゅぎ):命は惜しいが、それよりももっと義を渇望するという孟子の言葉から、命を犠牲にしても正義を守ること。『孟子』「告子・上」

 

(大紀元編集部)

 

【読者からの漢字リクエスト・コーナー】

 

北海道の前田様から、漢字「利」のリクエストを頂きました。どうもありがとうございます。

 

《說文解字》曰:利、銛也。

 

説文解字では、「利」は銛(もり)である、とあります。海の中で魚を獲るときに突き刺して使うあの銛です。先が尖っていて斜め後ろにカギが出ている道具。

「利」は二つのパーツから成り立つ漢字で、禾=農 を意味し、 利の右側=刀 を意味するそうで、つまり農具を意味するとのことです。

そのため、「食べる」ことに直結しており、昔は食べることがもっとも利益のあることでしたので、利益の利として使われるのだそうです。

今は「利」にも色々な意味が出てきたために、その他の意味も備わりましたが、もともとの意味はこういうことだそうです。

 

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