米大統領副補佐官のリカーデル氏異動、メラニア夫人が更迭要求

2018/11/15 更新: 2018/11/15

[ワシントン 15日 ロイター] – 米ホワイトハウスのサンダース報道官は、リカーデル大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)が異動すると発表した。メラニア大統領夫人はリカーデル氏について「ホワイトハウスに勤務する名誉にもはや値しない」との見解を示し、更迭を求めていた。

サンダース報道官はリカーデル氏が「ホワイトハウスを去り、政権内での新たな役職を通じて大統領を引き続き支えていく」と述べた。新たな役職については説明しなかった。

リカーデル氏は過去に商務省に勤務し、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が副補佐官に起用した。政権高官によると、メラニア夫人の10月のアフリカ歴訪を巡り、夫人やスタッフと衝突していた。

メラニア夫人の報道官は13日、リカーデル氏を解任すべきとの声明を発表。これまでにも歴代の大統領夫人が大統領の公務に圧力を掛けることはあったが、声明を発表するのは異例。

当局者2人によると、ボルトン氏はリカーデル氏の解任を回避させようと努めていたという。

また複数の当局者は、トランプ大統領がニールセン国土安全保障長官の更迭に向けても準備を進めていると明らかにした。

Reuters
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