北朝鮮の金委員長、すべての核兵器を廃棄の意向=韓国大統領

2018/10/12 更新: 2018/10/12

[ソウル 12日 ロイター] – 韓国の文在寅大統領は12日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は「完全な」非核化を達成するため、すべての核兵器、原料、施設を廃棄する意向だと述べた。英BBCとのインタビュー内容を韓国青瓦台(大統領府)が発表した。大統領はまた、米国の中間選挙が終わり次第、トランプ米大統領と金委員長の2回目の米朝首脳会談を開催するため、米朝が実務者レベルでの協議を行っていると述べた。

韓国と北朝鮮は9月に平壌で3回目の首脳会談を開いた。

文大統領はこの会談後、米国が相応の措置をとれば、関係国の専門家の監視の下で主要なミサイル関連施設と寧辺の核施設を「永久的に廃棄」する意思があると金委員長が述べたことを明らかにした。[nL3N1W65VC]

文大統領はBBCとのインタビューで、相応の措置には北朝鮮での米連絡事務所開設や人道的支援、経済専門家の往来などが含まれる可能性があるとも述べた。

トランプ大統領は9日、金委員長との2回目の首脳会談が11月6日の中間選挙後になるとの見通しを明らかにした。[nL4N1WP5B9]

Reuters
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