米国、日欧英比と通商交渉入りの意向 議員に説明=関係筋

2018/10/12 更新: 2018/10/12

[ワシントン 11日 ロイター] – ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は今週、有力上院議員らに、日本と欧州連合(EU)、英国、フィリピンと通商交渉に入る意向を伝えていたことが、関係筋の話で分かった。政権が正式な通知を行う時期は示さなかったという。

大統領貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)法に基づくと、政権は新たな通商交渉に着手する90日前に議会に書面で通知する必要があるとされる。

仮に政権側が今週通知しても、交渉開始は来年1月以降となる。

議会筋2人によると、ライトハイザー氏は10日、有力上院議員らと会って方針を協議した。政府が交渉入りを正式に通知する前に、上院議員らとの協議も求められている。ライトハイザー氏は先週にも、有力下院議員らと同様の会合を持った。

上院財政委員会の民主党幹部、ロン・ワイデン議員は11日、フィリピンのドゥテルテ大統領が麻薬戦争について誇示したとして、同国との通商交渉に非常に重大な懸念があるとツイッターに投稿した。

Reuters
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