米メキシコ湾岸のエネルギー施設で従業員退避、ハリケーン接近で

2018/10/09 更新: 2018/10/09

[ヒューストン 8日 ロイター] – エネルギー各社は8日、ハリケーン「マイケル」の接近に伴い、米メキシコ湾岸の石油生産の20%近くを停止したほか、13基のプラットフォームから従業員を退避させる措置を取った。

アナダルコ・ペトロリアム<APC.N>、BHPビリトン<BLT.L>、BP<BP.L>、シェブロン<CVX.N>などのオフショア生産会社は、メキシコ湾の石油・ガスプラットフォームから従業員を退避させた。

米国立ハリケーン・センター(NHC)は8日、「マイケル」が「カテゴリー3」に勢力を拡大するとの予想を発表した。

聞き取り調査によると、エネルギー会社は8日正午時点で、日量32万4190バレルの石油、2億8400万立方フィート近くの天然ガスの生産を停止。安全環境執行局によると、5基の掘削リグがハリケーンの進路の外に移動されたという。

「マイケル」は米メキシコ湾岸に接近する大型ハリケーンとしては今年初。ただ市場は、生産への長期的な影響を懸念しておらず、米原油先物は8日、ほぼ横ばいで取引を終えた。

Reuters
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