[モスクワ 5日 ロイター] – ロシアのウシャコフ大統領補佐官は5日、日本と平和条約を締結し、北方領土問題の解決を可能とするため、信頼醸成に向け両国が一段と取り組むことが必要との認識を示した。
プーチン大統領と安倍晋三首相が来週、ロシアで会談を行う際に北方領土問題を巡り意見を交わすほか、20カ国・地域(G20)首脳会議が開催される来年、日本を訪れる可能性に言及した。
ウシャコフ氏は記者会見で「平和条約の締結には、それに伴う信頼・協力関係が必要で、このためさまざまな分野で2国間の接触、連携を一段と強化する必要がある」と指摘した。
「周知の通り、千島列島は第2次世界大戦終了時、国際協定に沿って適法な形で(旧)ソ連とロシアに譲渡されたという立場だ」「その原則を踏まえて、日本側の代表らと協議している」と述べた。
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