さらなる被害顕在化、先手先手で対応を=大阪北部地震で安倍首相

2018/06/18 更新: 2018/06/18

[東京 18日 ロイター] – 政府は18日午後、同日朝に発生した大阪府北部を震源地とする地震を受けた関係閣僚会議を開催した。冒頭で安倍晋三首相は死亡した3人のほか負傷者含め「全ての被災者にお見舞いを申し上げる」と述べ、ガスなどライフラインの復旧や生活物資不足などに対して政府として全力で取り組む意向を強調した。首相発言は以下の通り。

「これまで政府一丸となって情報の収集、発信、救出、救助活動にあたってきた。停電はすでに解消したとの報告を受けているが、いまだガスの供給停止が10万戸以上など広範囲にわたっているなどライフラインの被害は続いている。引き続き公共交通、ガス、水道などライフラインの復旧に全国からの支援を含め、全力で取り組んでいきたい」

「今後さらなる人的被害が顕在化し、避難所の確保、水や生活物資の対応など必要性が急に増してくることも考えられる。大切なことは先手、先手で対応すること。避難所の開設状況や、食料、日用品生活物資のニーズを早急に把握し、(被災地からの要請を待たずに物資を緊急輸送する)プッシュ型支援の実施も含め、必要な措置を講じてほしい」

「学校のブロック塀が崩れ、幼い命が失われる事態となった。災害発生時の学校の安全確保にも万全を期してほしい」

 

(竹本能文)

Reuters
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