日本に寄港中の英軍艦、北朝鮮の「瀬取り」監視に参加

2018/04/11 更新: 2018/04/11

[東京 11日 ロイター] – 日本に寄港中の英軍艦が、北朝鮮に対する制裁の実効性を強めるため、洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」の監視活動に参加する。

英海軍のフリゲート艦「サザーランド」は11日、在日米海軍の横須賀基地(神奈川県横須賀市)に入港した。ウィリアムソン国防相は「北朝鮮が言行を一致させるまで、同盟国と緊密に連携しながら圧力をかけていく」との声明を出した。

揚陸艦「アルビオン」も、北東アジアに向けすでに英国を出港。英海軍はさらにフリゲート艦「アーガイル」も派遣する。

北朝鮮は制裁を逃れるため、他国船との間で積み荷を移し替える瀬取りを行っている。国際社会は監視を強めており、日本は周辺海域で自衛隊が警戒活動を行っている。

英海軍艦艇は北東アジアに派遣中、日本や米国、韓国などと共同訓練も実施する。サザーランドは4月27─28日、海上自衛隊の護衛艦「すずなみ」や哨戒機「P3C」などと関東の南方沖で訓練を計画している。

 

(久保信博※)

Reuters
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