ゴルフボールで…

失業者のサクセス・ストーリー

ゴルフ場の池や湖に落ちてしまったゴルフボールを再利用するビジネスに成功したストーリーをご紹介します。

米フロリダ州の会社経営者グレン・バーガー(Glenn Berger)さんは中古品ゴルフボールのビジネスで、14年間で1500万ドル(17億円以上)を売り上げた成功者。しかし、14年前の彼は失業者でした。当時、ゴルフコースのそばに住んでいた彼は、湖に落ちたたくさんのゴルフボールを見つめながら考えました。「ここにあるたくさんのボールをきれいにして、中古品としてゴルフ場に売り込めば、かなりのお金になるのではないか?」

湖のダイビングは時に危険なことも(スクリーンショット)

バーガーさんは早速ダイビングの技術を身につけ、ボール拾いを開始。しかし、作業を始めたものの、問題が発覚しました。湖の中にはテーブルやカート、芝刈り機など、思いもよらない様々な物が沈んでおり、妨げになって作業が進みません。また、魚やカメもいれば、蛇やワニなどの危険な生物もいます。危険を伴う仕事であることを自覚しながらも、プロとしてゴルフボールを拾い続けることを決心しました。

(スクリーンショット)

その後、バーガーさんは全国のパブリック・ゴルフ場の他に、プライベートのリゾートゴルフ場にも事業を展開。ボール拾いが日課となり、多い時には一日1万7千個のボールを拾いました。年間130万~170万個のゴルフボールを集め、ボールは全て薬品できれいに洗浄してから一個1~2ドル(約113円~226円)で販売しいるそうです。

ちょっとしたひらめきから生まれた、必要とされる仕事。バーガーさんは現在、多くのゴルフ場と契約を結び、全国各地を飛び回っています。

(翻訳編集・豊山)