危険ドラッグ

事故の瞬間の動画公開 両親「教訓となるように」

近年、世界各地でますます増えている危険ドラッグによる交通事故。ドラッグの問題がより深刻なイギリスでは、息子を失った親たちが「若者への教訓にしたい」として、事故の直前に車内で撮られていた動画を公開した。

今年4月、カイル・ケアフォードさん(20)とマイケル・オーエンさん(21)は、乗っていた車が教会の壁に激突し、即死した。事故当時の車のスピードは時速144キロ。二人は異種のドラッグを混ぜ合わせた、いわゆるドラッグ・カクテルを使用し、運転していたとみられている。

マイケルさんの母親、キャットさんは、息子たちの行動を非常に残念に思うと述べ、「これを見て、ひとりでも多くの人が同じ過ちを犯さないようになれば」と動画の公開に踏み切ったと話す。

「すべての若者たちに、自分の命が貴重であることを自覚してほしい。残された家族や愛する人たちに、どれだけ破滅的な悲しみを与えるかということを」と述べている。

【閲覧注意】※この動画は、視聴者が不快に感じる可能性があります。

(文・郭丹丹)