南シナ海の領有権問題、仲裁の用意ある=トランプ米大統領

2017/11/13 更新: 2017/11/13

[ハノイ 12日 ロイター] – トランプ米大統領は訪問先のハノイで12日、南シナ海の領有権問題について仲裁する用意があると述べた。

同海域を巡っては中国が領有権を主張、5カ国が異議を唱えており、中でもベトナムは、中国による埋め立てや軍事拠点化に対し最も強い懸念を示している。

トランプ大統領はベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と、同国首都ハノイで会談。「仲裁や調停を手助けできるなら、私に知らせて欲しい」「私は非常に良い仲裁者であり、調停者だ」と話した。

同国家主席は南シナ海の問題について、平和的交渉を通じて国際法に基づき解決できると信じると表明。ベトナムは、中国の訴えは無効との立場を打ち出している。

ベトナムも岩礁や小島周辺の陸地の領有権を主張しているが、規模は中国よりはるかに小さい。ほかにブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾も南シナ海での権利を主張している。

Reuters
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