<コラム>

台湾人の驚き!コウさんのニッポン発見 初めての大雪

日本列島に大寒波がやってきました! 私の住んでいるところでも大雪が降りました。これほどの大は人生初めての体験! 奥さんも、こんなに積もったのは10年ぶりよ、なんて言っていました。

私は自転車に乗って駅に行きました。たくさんの雪が嬉しくてスピードを出して漕いだため、途中で滑って転んでしまいました…。その瞬間すぐ立ち上がって、自転車に乗り直しました。「あれっ? 全然痛くない?」。自転車で転ぶと普通は痛いはずですが、あまりに興奮していたので、痛さも吹き飛んで行ったようです。

駅に着くと、「なんでこんなに人が多いの?」と驚きました。台湾だったら、学校も仕事も全部休みになっていたでしょう。大雪でも仕事が普通にあるなんて、台湾人の私にとっては考えられませんが、駅には仕事や学校へ行く人でいっぱいでした。国が違うとこんな違いもあるんですね。

(撮影・コウ)

初めて日本に来た年、私は心の底から感じました。「日本は寒すぎる…」。南国とも言える台湾で育った私にとって日本の冬は試練でした。とにかく寒い、そしてすごく乾燥します。同じ島国なのに、こんなに乾燥するなんて予想外でした。でも、やっぱり雪は美しいですね。台湾では標高の高い山の上でたまに降りますが、そんな時は多くの人が雪を見るため山に行くので、道路は大渋滞。最近では台湾から北海道へ旅行に行く人も多く、北海道に台湾の銀行のATMが設置されているそうですよ。

2015年、初めて雪を体験した時のこと。雪化粧がとても美しく、夢中で写真を撮りました。しかし翌日、私を待っていたのはなんだと思いますか? そう、高熱です。「子どもは風の子、大人は火の子」ということわざがありますが、大人は寒さには弱いようです。雪も初めてでしたが、雪で高熱を出すのももちろん初めてでした。

(撮影・コウ)

台湾と日本、飛行機で1時間半から2時間の場所。こんなに近い国ですが、冬の景色は全然違うんですね。

(文・コウ)